旧村川別荘展を開催 2006-2007
市内・寿にある旧村川別荘を、多くの市民に知ってもらうために、アビスタで「旧村川別荘展」を開催。
日時 2006年5月30日(火)〜6月12日(月)
2007年4月9日(月)〜20日(金) ※上の写真は2007.4撮影
会場 アビスタ(我孫子市若松)1階ストリート
主催 我孫子の景観を育てる会/我孫子市教育委員会
展示内容 ・村川堅固・堅太郎の歩みと「住まい」観、人脈、環境、建築
・村川別荘保存物語
開催記録
布佐南近隣センター  2006年11月27日(月)〜12月15日(金)
近隣センターこもれび 2006年12月16日(土)〜12月27日(水)
市民プラザ  2006年12月29日(金)〜 1月14日(日)
湖北台近隣センター 2007年1月15日(月)〜 1月29日(月)
久寺家近隣センター  2007年2月13日(火)〜2月25日(日)
根戸近隣センター 2007年2月26日〈月〉〜3月12日〈月〉
アビスタ(2回目) 2007年4月9日(月)〜20日(金)

●毎日新聞で報道 2006.6.4  
村川別荘(村川堅固別荘)は、子の神神社の西隣の斜面にあり、樹林の中に溶け込むように建っています。
・我孫子市寿2-27-9

我孫子市教育委員会が管理し、一般の見学に供しています。
・水曜日から日曜日の9:00〜16:00(月曜日・火曜日、年末年始は休み)利用料金無料。見学は時間内は自由。
・会議などで部屋を利用する場合は、事前に教育委員会文化課に確認と予約をお願いします。
TEL 04-7185-1583
※写真は文化課HPより
 旧村川別荘のボランティアガイドさん
●旧村川別荘の概要
 1917年(大正6)村川堅固氏が当地に土地を購入する。1921年(大正10)、同地に旧我孫子本陣邸内にあった離れ屋を購入、移築する。
1928年(昭和3)堅固氏が朝鮮旅行の印象をもとに設計したユニークな外観の銅版葺き、モザイク床構造の新館を建設する。
 手賀沼を一望する景勝地として知られた子の神(現延寿院)境内に接し、隣接し、樹林豊かで湧水の痕跡もあり、水と緑の景観がよく保たれている。
 堅固氏から子息堅太郎氏に受け継がれ、堅太郎氏亡き後1994年(平成6)大蔵省の所管に移る。
  1995年(平成7)我孫子市に管理が委託される。
  2001年(平成13)国より我孫子市が購入、現在に至る。
●略歴
村川堅固 むらかわ けんご 1875〜1946
 1898 東京帝大文科大学史学科卒。1903〜06 ヨーロッパ留学
1906 東京帝大助教授。1912 教授。1935 名誉教授。
主な著書 西洋上古史、希臘史、世界改造の史的観察、米国と世界大戦。

村川堅太郎 むらかわ けんたろう 1907〜1991
 1930 東京帝大西洋史学科卒。1940 東京帝大助教授。1947 教授。1963 東京大名誉教授。
主な著書 地中海からの手紙、ギリシアとローマ、オリンピア、古典古代の市民たち、村川堅太郎古代史論集。
 (我孫子市教育委員会発行 パンフレットより)
●村川別荘から手賀沼方面(南)を望む。
4階建ての旧郵政省官舎を、取り壊し工事中のとき。
2006/6/4撮影
●旧郵政省官舎が更地になった。
若松住宅地や沼南の森が見えてきた。
2006/7/9撮影
●開催に当たって
   元気づくり事業の最終報告会(当会は庭園公開事業を発表)の席上、福嶋市長から「旧村川別荘」の活用活性化を考えてほしいと、もちかけられました。当会が行った日立庭園公開や、市民観桜会の企画・運営などを、市長がご参考にしたのかもしれません。

   ただ、この物件は教育委員会文化課の管轄ですし、歴史や文化が専門でない当会が考えるのは、と躊躇したこともありまして、苦労しましたが、若いスタッフが勉強してリードしてくれたり、市民活動支援課や文化課のご協力を得て、なんとか展示資料が作られてきました。

   多くの市民が旧村川別荘に足を運び、興味を示してくれることを願い、内容も追々グレードアップできたらと思っております。
   どうぞよろしくお願いします。
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