竹灯篭の夕べ
 
〜幻想的なライトアップで文化財を演出〜
 日時 平成20年9月20日(土)・21日(日) 18:00〜21:00 ※21日は雨天で中止
 会場 旧村川別荘(我孫子市寿2丁目)
撮影:矢野正男さん 撮影:海老原修さん
我孫子市指定文化財の旧村川別荘(我孫子市寿二丁目)において、9月20日、21日に我孫子市教育委員会文化課の主催で、竹灯篭の夕べが開催されました。
  旧村川別荘の南側斜面に広がる竹林から切り出した竹を使って、邸内に竹灯篭をともし、夜の別荘の新たな魅力を演出しようという催しです。

そのむかし、旧村川別荘ができたころ、ここにはまだ電気も通っていませんでした。夜の涼しい風に吹かれて、別荘の住人たちは、蝋燭の柔らかな明かりをどのような思いで眺めたのでしょう。
 今回2回目となる竹灯篭の夕べ、一日目はコカリナの演奏とギターの伴奏による生の調べをBGMに灯篭の明かりをお楽しみいただきました。
  準備を始めて5時を過ぎるともうお客様が・・・たそがれ時の別荘に400を越える蝋燭のひかりが揺れて、彼岸花がひっそりと彩りを添えていました。竹林の中にともる灯篭は、夕闇が深まるとともにさらに明るくあたりを照らして集う人々の心にも何かを灯してくれているようでした。この日は、総勢586人ものお客様をお迎えすることができました。市民ガイドの有志の皆さんにもお世話になりました。

二日目はギターアンサンブルの生演奏を予定していましたが、残念ながら大雨となり中止となりました。21日の読売新聞に掲載されたこともあって多くのお問い合わせ、遠方から来てくださった方も。
 どうぞ来年、またこの村川別荘でお会いできればと思います。                   
(レポート:我孫子市教育委員会 文化課 工藤 文さん
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