シリーズ まちの美化に取り組む人々(その12)
                      おやじと一緒の、中学生の花壇づくり       松村 定雄(会員)
湖北駅前ロータリーに大きな一本桜を取り囲んで円形の見事な花壇が人目を引いています。「この花壇は湖北台中学校とおやじ&おふくろの会が管理しています。」の添え文をみて、2月24日に同中学校を訪ね、石井教頭先生とおやじ&おふくろの会の林文昭さんに取材し、活動の経緯と現況をお伺いしました。

同校は台中と親しく呼ばれ、門を入ると様々な樹木に囲まれ、生徒たちが育てている色とりどりの花壇が来校者をやさしく迎え入れてくれます。平成元年にPTA会長を務められておられた林さんが、父親らの学校との関わりが重要とお考えになり、先生方の賛同を得て、「おやじの会」(後におふくろも参加)を誕生されたそうです。

当初は空き缶拾いなどのクリーン作戦が主体でしたが、学校側も地域活動への積極参加を求めて、部活レベルで生徒を募り、道路の植栽などを手がけ始めたようです。回を重ねる中で、当時荒れ放題の駅前ロータリーに着目し、自分たちの花壇づくりを提唱し、コスモスを植えてみた。しかし竹笹が密生し根が張っていて花が咲かなかったとのこと。

そこで、市の道路課の協力をえて土壌改良や盛土作業に苦労を重ねられ、また近くのフラワーセンターの協力も頂いて、現在の立派な花壇が出来上がったとのことです。特記すべきは、毎年同校の部活メンバー約60名から花壇の設計企画を募り、選花や植え付け配列などを決めるやり方で、子供達の夢を叶え、喜びを共有している点でしょう。
湖北駅前の花壇

一連の花壇づくりの活動を通じて地域社会との触れ合いを深めて、子供達の健全な育成を願っている、石井教頭先生の若さと情熱、そして地域活動家の林さんのパワーに自信と誇りを垣間見る心温まる今日の取材でした。

最後に、ご多用の中、親しくお話しして下さった石井様、林様に感謝を申し上げて同校を後にしました。
春爛漫のフェアウェイ
第3回市民観桜会 3月29日(月)に開催!!
本年も、(社)我孫子ゴルフ倶楽部のご厚意で、コース内での「市民観桜会」を開催いたします。当コースには、手入れのいき届いた立派なソメイヨシノが500本近くありますが、その中に樹齢80年を超す大樹も50本を数えます。

公開する13番・16番ホールとその周辺は、特に当倶楽部が誇る見事なソメイヨシノの大樹がお客様を待ち受けます。フェアウエイに沿った、松の緑と桜の薄桃色のコントラストも目を見張ります。ウグイスとコカリナ(木製のオカリナ)の音色を聞きながら、フェアゆったりと散策するこのお花見は、毎会ご好評をいただいています。


・日時: 3月29日(月) 10時〜15時(雨天中止)
・会場: 我孫子ゴルフ倶楽部 13番・16番ホールとその周辺
・会費: 100円(小学生以下は無料)(当市民観桜会の運営費として「我孫子の景観を育てる会」に納入されます)
*事前申込みは不要です。
・主催: 我孫子の景観を育てる会
・後援: 我孫子市
・協力:(社)我孫子ゴルフ倶楽部

*入り口 手賀沼ふれあいライン、五本松公園向かい側から入った特設入り口を使用します。
クラブハウス側の正面入り口からは入れません。
*駐車場 五本松運動広場の駐車場を利用できます。
*ご注意 喫煙、飲食、ペットの持ち込み、ゴルフなどの球技は出来ません。
場内では運動靴、ウォーキングシューズを着用してください。

☆お客様の問い合わせ 
090-6034-9149 我孫子の景観を育てる会

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