越谷のストリートガーデン散策                                                 佐々木 哲明(会員)
10月8日、「ストリートガーデンを楽しむ会」のメンバー14名で、新聞報道で紹介された越谷市の「こしがや・四季の路」の散策に出かけてきました。「こしがや・四季の路」は、平成21年度の『第5回住まいのまちなみコンクール』で国土交通大臣賞を受賞した住宅地です。

「四季の路」は、もとは大きな屋敷の跡地を再開発されたそうで、21戸の建売りの高級和風住宅が「箱庭」的な別天地を作っていました。目を引くのは、地下水を汲み上げた噴水広場から流れ出るせせらぎが住宅地を巡り、ビオトープ風のやすらぎを与えていたことでした。また、屋敷林の頃からの「ソメイヨシノ」や「けやき」などの各種の樹木が残されていて、緑豊かな環境を構成していました。20年を過ぎる住宅地の歴史が、個々の住宅の庭作りの個性と、背景としての樹木やせせらぎが良くなじんでいました。

「四季の路」の散策を終えて、「花田苑/こしがや能楽堂」に立ち寄りました。手入れが行き届いた廻遊式池泉庭園の花田苑とその一角に建つ立派な能楽堂には感心させられました。ただ、目の保養になりましたというだけでなく、身近な街づくりを眺める上での感性に少し刺激を受けたかなという一日でした。
越谷のストリートガーデン
越谷のストリートガーデン
わたしの好きな我孫子の道 シリーズ その7
                     〜中里通り・古利根・芝原城址〜                             
斎藤 祥子(会員)
10月27日、好天に恵まれた秋晴れの日(北の大地からは、初雪の便りがあり・・・)"私の好きな我孫子の道"に参加しました。以前より古利根沼には関心を持っていましたが機会がなく、今日念願がかないました。

明治の頃、利根川の水運工事で出来たという説明を受け、当時のまま茨城県を名乗る小堀地区(約150軒400人余)に思いを馳せました。"我孫子は里山"まさに今日の散歩道はそのものでした。歩くほどに、知るほどに、我孫子に愛着とこの地に住める喜びを知るのでした。

参加者15人、湖北駅北口を出発。中里通りの星野家の長屋門、ナマコ壁を見学、続いて中野家の保全樹林椎と榎を左手に見て、湖北公民館を経て国道356号線を横切り、秋の実りいっぱいの畑の道を歩きました。

コスモス・セージ・セイタカアワダチソウ・ダリア・白茅・春菊・長ネギなどを見ながらおしゃべりにも花を咲かせていると、鬱蒼とした竹の道に入っていました。
ハケの道にはカラスウリが赤や橙に色づいて、私たちの目を楽しませてくれ、しばらく歩くと急に視界が開けて、そこは我孫子の米どころでした。稲の藁が実をつけているのを見て、この地にも温暖化の影響があるのかとしばし複雑な思いをしました。

水神様"に合掌し、農道から離れ道を左にとると、ここが小堀地区でした。古利根沼畔で記念撮影。沼面に静かに釣り船が浮かんでおりました。突然出現したという小山(セイタカアワダチソウやススキ、葛が繁って)をくるりと廻り沼の反対側に出ると自然観察の森・芝原城址でした。深い森という感があり、椎の実や栗の実が足元に落ちており秋を実感しました。

農家の自販機で秋の味覚を求め、湖北駅南口のボアロでおいしい昼食をとり、解散しました。幹事の方々の下見、地図作りご苦労様でした。
古利根沼で
古利根沼で
川瀬巴水木版画展 開催決定

平成23年3月18日(金)〜3月23日(水) 我孫子市民プラザギャラリーにて開催
・主催 我孫子市民プラザ
・協力 川瀬巴水展実行委員会 (当会含め15団体で構成)
・後援 我孫子市、我孫子市教育委員会、柏市、柏市教育委員会

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