第16回日立総合経営研修所庭園公開 
2010年12月4日(土)、恒例の秋の庭園公開が、市内高野山の日立総合経営研修所で、我孫子の景観を育てる会の主催で開催されました。当日は昨夜来の強風がピタリと止んで、朝から快晴無風で絶好の行楽日和となり、2,000人近いお客様を迎えて賑わいました。(公式発表1,900人)

既に広報あびこ等でお知らせしましたが、この緑地が、「生物多様性保全につながる企業のみどり100選」に認定されています。そのことをパンフレットや本館のボードで紹介しました。

今回は、高齢者施設からのお客様が多かったことが、特長の一つです。4つの施設から車両7台、61人を数えました。日ごろ外出が少ない方々にとって、楽しみな行楽になっているようです。

「ほととぎす」でのフルート演奏、「藤の庭」のコカリナ演奏は、共に庭園公開には欠かせない音の景観として、しばし来場者の足を止めていました。

研修所の食堂を開放しての、400食限定の白樺派のカレー(600円)は、正午過ぎには完売となり、人気の高さがうかがえました。紅葉の映える食堂の庭も解放され、穏やかな陽ざしを浴びながら、シェフ自慢の白樺派のカレーを楽しんでおられました。

星野市長もご来園して白樺派のカレーに舌鼓、これも恒例になりましたプレゼントの「エコ堆肥」も好評でした。
人気メニュー白樺派のカレーに舌鼓
人気メニュー白樺派のカレーに舌鼓
素晴らしい庭園景観を公開していただきました(株)日立総合経営研修所、(株)日京クリエイトの皆様に深く感謝申しあげます。

フルート、コカリナ演奏の皆様、ボランティアの皆様、資材貸与の我孫子市にお礼申し上げます。

運営は当会会員、三樹会・庭園公開サポーター約60名で行いました。(吉澤淳一)
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
「景観重要樹木見学と樹木治療の話」を聞く会 開催
2010年11月20日、三樹荘の3本のスダジイと3本のケヤキが、本年3月に我孫子市の景観重要樹木に指定されたことを受けて、表記のセミナーが行われた。

当日は、市内緑の嘉納治五郎別荘跡に応募の40名が集まり、都市計画課職員からレクチャーを受けた後、お隣の三樹荘に移動して、叡智、財宝、長寿と名付けられたスダジイの前で、樹木医の高野光利さんからお話を伺った。

静謐な庭内で、均整のとれた巨木を目の当たりにして、参加者は時代を遡ったような錯覚を覚えた事でしょう。次に、落葉の天神坂を下ってアビスタに移り、スライドを見ながら樹木治療の過程とご苦労話に耳を傾けた。

三樹会世話人代表の瀬戸勝さんから、会の活動等の紹介もあって、早速の入会者もいらっしゃいました。(吉澤淳一)
重要樹木を学ぶ(三樹荘で)
重要樹木を学ぶ(三樹荘で)
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
●景観形成市民啓発事業を市から受託

2010年8月、市の提案型公共サービス民営化制度第三次募集に応募したところ、12月に採用の通知が届きました。内容は、これまで市が単独或いは当会との共催で実施してきた「景観づくりシンポジウム」のレベルアップを図り、市民啓発の目的に更に近づけるものです。

審査結果は、「独自性、市民の利益、実現性、団体能力のいずれの基準も満たしており、採用とします。ただし、事業仕分け結果との整合性を考慮し、将来的には民営化を期待します」となっています。事業仕分けとの整合性とは、シンポジウムの手法の改善、拡大をはかる事です。

市民啓発のもう一つの柱である「まちなみウオッチング」は、市は既に廃止している。当会では歴史景観散策会のように以前から民営化しているので、その方向で進めます。

平成23年度の「景観づくりシンポジウム」の実施は、市からの受託という意味で、当会の真価が問われる大きな転換点となります。会員一人ひとりの活動の成果を分かち合いたいと思います。(吉澤淳一)

■もどる