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●川瀬巴水(かわせ はすい)は、大正期から昭和期に活躍した版画家です。衰退した浮世絵版画の復興を目指して新しい浮世絵版画である新版画の確立に尽力したことで知られています。近代風景版画の第一人者であり、日本各地を旅行し旅先で写生した絵を原画とした版画作品を数多く発表、日本的な美しい風景を叙情豊かに表現し「旅情詩人」「旅の版画家」「昭和の広重」などと呼ばれています。 ●欧米では広く知られ、国内よりもむしろ海外での評価が高く、浮世絵師葛飾北斎・歌川広重と並び称され、「3H」(Hokusai、Hiroshige & Hasui)と呼ばれているほどの人気があります。 ●巴水は27歳で日本画家の鏑木清方に入門し、35歳頃から版画制作を主としています。 ●昭和28年に、文部省文化財保護委員会からの依頼で、木版画技術の記録作成のために、伊東深水の美人画「髪」と川瀬巴水の「増上寺の雪」が制作され、国賓として来日する方々へも贈られました。今回の展示会では、この2つの作品も展示されます。 ●また、今回の展示会のトピックスとしては、巴水作品の中でも、世界中で10数点しか現存が確認されていない幻の名作「手賀沼」が特別出品されます。この「手賀沼」は、昭和5年に制作された作品で、この年にコース建設が着手された記念の年に当たるためか、我孫子ゴルフ倶楽部に所蔵されていますが、過去に一般公開された例はないと聞いています。 ●さらに、今回の展示会は、以下のような盛りだくさんなイベント内容とともに、「川瀬巴水展」としては過去に例のない貴重な展示会となりますので、ぜひお見逃しのないようにお奨めいたします。 |
◆伝統工芸士の江戸木版画摺り師による摺り実演が毎日2回行われます。 ◆毎日違ったメンバーによるトークショーが開かれます。我孫子の景観を育てる会顧問の富樫道廣さんは3月22日に登場します。(佐々木哲明) ■展覧会の詳しいお知らせへ |
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(社)我孫子ゴルフ倶楽部のご厚意で、今年も市民観桜会が開催されます。 日時:2011年3月28日(月)10:00〜16:00 於:我孫子ゴルフ倶楽部 |
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