わたしの好きな我孫子の道 番外編 〜取手・長禅寺を経て坂道を歩く!〜 吉原 幸子(会員) |
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●3月9日(水),晴,JR取手駅東口に9時55分集合。当会からの参加者16名、取手の坂道愛好会の方々6名で、まず駅前の長禅寺を訪ねました。 ●長禅寺は正式には大鹿山長禅寺といい、文歴元年(1234年)旧大鹿村(現白山)より寺の再興を図ったとも伝えられています。寺は長い年月を経たものだけが持つ風格と落ち着きに満ち、訪れる者たちに安らぎを与えてくれました。長禅寺を後にしたわたしたちは急な「峠坂」を下り、平成8年県文化財の指定を受けた旧取手宿本陣(染野家住宅)を見学。本陣修復時のビデオも観賞。明治のころは郵便業務も兼ねていたという事で、建物にはその名残りがありました。旧本陣の界隈は、旅人達が利根川を渡ってほっとした気持ちで、荷をほどき休息する場として繁栄した時代があったであろう事が偲ばれました。 ●「神明坂」を上がり、取手二高のグラウンド脇から満開の菜の花越しに対岸の我孫子市新木が、春霞に溶けるように望まれました。 ●私は昭和51年3月から18年間、取手に住んでいましたが、当時は歩くことが少なかったため、この日は、まるで知らない町に初めて来た様な感覚で、次から次へと現れる坂と、坂道が醸し出す情緒を楽しみながら歩いていましたが、住んでいた頃の忘れられない思い出が頭をよぎりましたので、恥ずかしながらご披露します。 |
●取手は狭くて急な坂道が多いため、住宅地に入ると一方通行の道がたくさんあり、若かった私は標識をきちんと見ず、目的地だけを目指して一方通行を逆走してしまいました。少し大きな道に出たとたんに、自転車に乗ったお巡りさんが居てつかまってしまいました。昔は今と違って世知辛い世の中ではなかったんでしょうね。説諭だけでキップは切られずに済みました。ところが、その2〜3日後だったと思います。取手一高の近くで、また一方通行を逆走してしまいました。それがなんとまた同じお巡りさんで、そのお巡りさんの第一声が『また アンタか!』でした。あの時のお巡りさん、大目に見てくれてありがとうございました。 ●30年前に比べたら住宅も新しくなり道路もずいぶん整備されていましたが、本当に坂道の多い町とあらためて思いました。 ●取手市井野の天満神社の紅白の梅がとてもきれいで、梅の香りがほのかに香りお薦めスポットです。駅に戻る雁耕坂には、平成19年に取手の坂道愛好会の名称が刻まれた道標が建立されています。駅前のイタリアンレストランで坂道愛好会の方達もご一緒に昼食をいただき、新六本店ではお酒の試飲もあり、中身がいっぱいの番外編でした。 |
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この度の東日本大震災により、 ◎ 第9回市民観桜会は中止となりました。 ◎ 川瀬巴水木版画展は中止となりました。
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我孫子の景観を育てる会 会員募集中 (年会費2千円) ・会員数 65名(2011年3月末現在) 会長 吉澤 淳一 ・入会希望連絡先 吉澤淳一 Tel&Fax 04−7184−2856 ・定例会 毎月第3土曜日 近隣センターこもれび内 社協会議室 |
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