第8回景観づくりシンポジウム   
           「こころ・うるおう・ところ」〜学校花壇へようこそ〜               
  伊藤 紀久子(会員)
平成24年3月10日(土)14:00〜16:00、アビスタホールにて標記のシンポジウムが開催された。これは平成23年度景観形成市民啓発事業が市から当会に業務委託され、早速5月11日に学校花壇プロジェクトチームの初打合せが行われた。チームリーダーの足助さん、メンバーの秋田さん大塚さん(途中からお休み)柏原さん高橋さん濱野さん山中さん吉原さん伊藤が集まり、開催日、市内19校の訪問及び写真の依頼、パネル展示、役割分担等を決め合った。

逐次会合を開き進捗状況を確認し合い、基調講演を教育委員会指導課長の田中聡さん、座談会の登壇者は我孫子第一小学校校長氏田青津子さん、布佐中学校用務員鈴木宏子さん、広報あびこの「あびこ植物図鑑」執筆者佐久間俊行さん、おやじ&おふくろの会の杉山敦彦さんと決定。ポスター及びキャッチフレーズについても全員で決め合った。パネル作成は夜分に及ぶ事もあった。パネルの各近隣センター展示、順次市民プラザ、アビスタギャラリーの展示を行った。吉澤会長にはオブザーバーとして、前田さんにはパワーポイントの作成等に加わって頂いた。

パネル展示の感想には「どの花壇も見事で美しい」が多く、「あびこの町が花の町になるといいな」等が記入されていた。

当日は生憎冷たい春の雨となり、参加者は予想より少なかった様に思われる。市長の挨拶につづき田中聡さんの講演となった。

講演の前に昨年の大震災に思いを馳せ黙祷を行った。映像構成による「つなぐ景観、つくる心」〜学校花壇からの発信〜の講演が行われた。「景観育て」は「人育て」「自分育て」と結ばれた。

続いて座談会となり、氏田青津子さん鈴木宏子さん佐久間俊行さん杉山敦彦さんに登壇いただき、伊藤の司会で、それぞれの立場から花壇に寄せる思い、更なる発展等について語って頂いた。又途中で、休憩時会場の方々に記入して頂いた花壇への思い等の紹介を行った。
2012年3月10日、アビスタで

田中さんにも再度登壇して頂き、会場よりの質問を受けた。「学校花壇を見て回る事が出来たらよいが・・・」、「学校で花壇作りをしていた時、生徒が手伝ってくれた事等懐かしい」、「以前、杉村楚人冠庭園を中学生が手入れをしていたが今はあまり見かけないが・・・」等の意見が述べられた。

秋田さんの締めくくりの言葉でシンポジウムは終了した。ステージを飾ったプランターの菜の花、さくら草は第一小学校よりお借りした。又標題の文字は濱野さんの書である。

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