輝いた風景 吉澤 淳一(会員) | |||
●普段何気なく通っている道の風景が、突然輝いて見える事がある。 ●我孫子駅南口に、蒸気機関車をモチーフにした小さな石碑がある。 ●今日は、その碑の前に沢山の小学生が座って、先生の話を聞いたり、碑に刻まれている文字を画板上の紙に写したりしている。碑の裏側を覗きこんでいる子もいる。そう、これは皆さんご存知の飯泉喜雄の顕彰碑である。碑には我孫子駅開設の功労者とも刻まれている。
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●何をしているのだろうか。引率の先生に訊いてみたら、我孫子第一小学校3年2組の35人が、社会科の勉強に来ているとのことだった。道行く人々がほほ笑みながら「何の勉強をしているの?」「そうか、この碑を調べているのね」「この機関車は何だっけ」と話しかけて駅へ向かう。これから散策に向かうらしい、リュック姿の中高年男女の集合風景とは一味変わった、普段はなかなか見られないちょっと温かい風景だ。 ●翌日、第一小学校に担任の加藤昌子先生を訪ねて、お話を伺った。 ●3年生になって、変わってきた人々の暮らしや、働く人々の事を学んできたが、さらに我孫子のまちに興味を持ってもらおうと、先人達について学ぶことにした。 ●先人たちは今はいないが、残してくれたものはこの街に沢山ある。その一人が飯泉喜雄であり、我孫子駅であった。これからも白樺派の文人たちや、杉村楚人冠の事も調べていきたい。そうしたなかで、こどもたちが我孫子をどんなまちにしたいのか、私たちの我孫子について考えてもらえればいいのです。駅の周りにはいろいろなものが沢山あるので、これからも楽しみです。 ●良いお話を聞きました。駅前の小さな蒸気機関車が誇らしげに見えた風景でした。 |
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●景観あびこ47号の訂正とお詫び 3P目 ボランティアグループ"なごみの会"の2段組み、左、9行目 「根本とみさん」は誤りで、正しくは「榎本とみさん」です。謹んでお詫び申し上げます。 |
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