シリーズ まちの美化に取り組む人々ーその22ー                                                  柏原 健子(会員)
             湖北台10丁目自治会「花いっぱい運動」
国道356号線から「四季の道」を湖北台に進み、成田線のガードをくぐるとイチョウの街路樹の足下(枡)に色とりどりの草花が植えてあり、季節ごとに目を楽しませてくれます。10丁目の自治会活動のひとつであると聞きましたので、晴天の5月8日に松村、飯田、柏原の会員メンバーで、自治会館をお訪ねし、取材させていただきました。ご多用のなか、小倉会長はじめ杉山、高橋、関口各氏があたたかく迎えて下さり、関係資料も予め用意されており、熱のこもったお話を楽しく聞くことができました。
湖北台10丁目

「花いっぱい運動」は自治会創立30周年記念事業の一環として、平成17年から実施され現在に至っています。植栽枡の使用は市の道路課と書類を交わして許可を得ておられます。当初は、草花の苗、球根等は会員有志、知人からの提供でしたが、現在は使用花株の2分の1程度を市から提供受けておられます。平成23年10月には「花いっぱい運動の会」を発足させ推進の力を注いでおられます。 
自治会の人たち
6月と10月の植付時には、会員に加え、子ども会育成会にも呼びかけて、子どもさんと共に親も参加し、世代間の交流もスムーズで、約70名もの参加者が集まるそうです。月2回ほどの水やり、草取り、ごみ・空き缶拾い等は「花いっぱい運動の会」中心に有志の方々で行っておられます。

"この運動を通して町内会員の交流が図れ、町内の美化、交通安全、犯罪抑止効果につながり、明るいまちづくりが実現している"との言葉が実感できる皆様の笑顔でした。

今後は「四季の道」の名にふさわしく、10丁目から湖北地区を貫く約2km(500枡)を花いっぱいにしたいとの夢を持ち、各自治会に働きかけをされているようで、湖北の住民としてその実現を待ち望んでいます。

長時間おつきあいを頂きありがとうございました。
我孫子のちい(さな)散歩〜杉村楚人冠記念館                                                   鈴木 洋子(会員)
2012年4月4日、風は冷たいものの春らしい日和でしたので、「美空ひばりポスター展」を見にでかけました。アビシルベをスタートして(ぽぽらはうっかり飛ばしました)ランコントルへ。白樺派カレーを初めて食べるつもりでしたが、残念ながら「明日から」とのことでコーヒーをゆっくり飲んでほてい堂へ。ここも初めて。若旦那さんと少しお話して、ついついお茶と豆菓子を買ってからアビスタへ。美空ひばりの映画は映画館では見たことがないのですが、共演者の豪華さや、日本映画が全盛だったことに驚きました。特に往年の時代劇スターの名前はテレビで見ていたので懐かしく、ひばりさんの偉大さを改めて知ることになりました。素晴らしい企画と持ち主の方に感謝しました。公園坂がもっと歩きやすいといいのですが・・・。

それからアビスタを後にして、杉村楚人冠記念館に向かいましたが、公園の方へ先に登って手賀沼を望み、遠回りしながら楚人冠邸へ。

日本住宅らしくこじんまりとしていて、なんだかほっとする趣で、ゆっくり拝見しました。歴史や人物などは詳しく知らないのですが、楚人冠の優雅な暮らしぶりや、我孫子を気に入っていたことがよくわかりました。また、新しいことが好きで、メタンガス発生装置、電話機(内線もあった)、三十五圓もする!?新型ストーブのカタログ。わたしは、そんなところに目が行ってしまいました。庭にでてみると、見たこともない大輪の椿が素晴らしく、思わず写真をとりました。楚人冠はお好きだったそうですね。

少しつかれましたが、初めてばかりの楽しい散歩になりました。(右の写真は杉村楚人冠庭園内の椿)
杉村楚人冠庭園内の椿

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