ハケの道の修景 その2                              吉澤 淳一(会員)
ちょうど1年前の2011年5月、本会報43号に、ハケの道が少しお洒落になった事を紹介しました。今回はその続きです。

寿のケイホクスーパー駐車場からハケの道へ出た、その斜面の下に小さな景観スポットが出来ました。会員の瀧日さん宅の近くです。ここは寿古墳公園の斜面林がハケの道に接するところで、全体が寿古墳公園です。

斜面下部、楠の大木のところの崖を少しえぐって、そこに湧水樋を設けて清水を流しています。その廻りを半円状に大小の石で飾っていて、小さな癒しの空間がそこにはありました。
市の手賀沼文化拠点整備の一環として実施されたもので、近々説明板も設置されます。

前号ではハケの道の所々に、インターロッキングブロック舗装が施されていた事を紹介しましたが、勿論そこの箇所も同様の舗装でした。

急斜面下の、難しい工事だったそうで、工事期間中はケイホクスーパーの協力も得たと云う事でした。

ハケの道散策の際や、ケーズデンキやケイホクスーパーに行った際には、是非立ち寄って見て下さい。本号が出るまでに、このスポットの名前が決まっていなければ、私たちで考えてみるのも良いですね。
寿古墳公園の斜面林
木造の棟門

そういえば、少し西に行った志賀直哉邸跡:緑雁明緑地も、1年程前に、屋敷跡に沿って地面を化粧する等洒落た雰囲気になっていました。
  ついでにもう1箇所紹介しましょう。

このハケの道を東に進むと、旧村川別荘の斜面林に突き当たり、道は左右に分れます。
  突き当たり手前左側の、小さな三角形のような空き地が、休憩スポットとして整備されていました。案内マップも建てられていて散策に便利です。ここは市の所有地で、旧村川別荘の飛び地のような存在です。勿論、道のデザインもインターロッキングなんとかで、趣があります。

趣と言えば、この先に旧村川別荘のハケの道入口があるのですが、この入口がこれまでの鉄柵の門から、趣も新たに木造の棟門(むなもん)に衣更えしていました。「文化・スポーツ課、お主なかなかやるなあ」といった感じです。

会員の佐野さんが、最近の当会のブログの中で、この辺りのハケの道散策の楽しさを紹介しています。併せてご覧ください。
お知らせ
◎ 旧村川別荘再開
工事で閉鎖していましたが、4月17日より再開しています。
ハケの道周辺が整備され、また、園内の階段に手すりが設置され、歩きやすくなりました。是非訪れてみてください。
◎ 会費納入のお願い
新しい年度に入りました。年会費 2千円です。速やかに納入いただく様お願いします。(会計担当より)

我孫子の景観を育てる会の現況
・会員数 63名(4月末現在) 会長 吉澤淳一
・入会希望連絡先 吉澤 淳一
   Tel&Fax 04-7184-2856
・定例会 毎月第3土曜日(近隣センターこもれび内 社協会議室)
編 集 後 記
  平年より遅れて咲いた桜も、あっという間に散り急ぎ、青葉が目しみる頃になりました。
 恒例の日立総合経営研修所の庭園公開も天候に恵まれ、大勢の方がご来場下さり、自然の美しさを満喫して頂きました。
 東日本大震災から1年が経ち、竜巻発生の恐怖も忘れられない昨今です。世紀の天体ショーの金環日食も終わり、50号発行を目前にして会員同士のつながりが大きなパワーを生み出すことと期待しております。
(滝日一子)

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