「景観あびこ」50号記念特集号への皆さんの想い（アンケートより）| 全会員の約3割（18名）の方より回答をいただきました。ご協力に感謝いたします。 ○景観を知る ○景観を学ぶ ○景観を守り育てる、の会の活動の広報として如何に感得されているか知ることが出来ました。 |
「景観あびこ」の初期の頃の号より
・1号の「景観あびこ」に発行当初の意気込み、清新なエネルギーを感じ、大河の一滴に触れる思いである。
・2号「我孫子の景観を夢みる」４号の「見上げてごらん我孫子の空を」が印象に残った。
・特に「我孫子の景観を夢みる」では景観を愛する情熱は我孫子を愛する市民にありとすると共に、手賀沼の辺で憩いの場をイメージする。
・2号・3号の「景観を守る人々」のインタビューに多くを知ることが出来た。湖北団地開発にまつわる話に感動した。
・3号の「街並み考」理想を追いながら願望する街並みを育む。
・8号の「手賀沼北岸の湧水について」は斜面林及びハケの道整備に参考となる。
・13号の「ぐるり景観・庭園見聞録」のまとめ方がおもしろい。
・21号の「我孫子の歴史景観を探る」を書き終えて、が印象に残った。
シリーズ「我孫子らしさ」に関して
・24号の「我孫子らしさとはどんな事」に感銘を受けた。
・25号の「我孫子らしさ」の紙上討論・・・教育の「らしさ」が失われてしまったことについて述る導入部から、現在の「らしさ」は「風土」に求めるべきとの流れ、そして「四神相応」「コモンズ」「風土」｢景観｣という重要なキーワードがちりばめられた結論へと続く雄弁な文章に感銘を受けた。
・26号の「我孫子らしさについての個人史的意見」・・・我孫子に生まれ我孫子に育った人の故郷に対する想い入れの人間らしさ。
・43号の「3.11と負の景観」・・・好印象を景観とする見方に、あえて復活を願うおもいから景観に組み入れた。
・43号・46号の「3.11と負の景観」・・・壊れたと思う景観も、存在を真っ向から全面的に否定されていない。其処には必ず新しい景観創生の芽が残されている・・この認識に全く同感である。「景観を育てる」意義にも通ずると思う。
・46号の「思い出『心の額縁』とともに」・・・執筆者の我孫子への愛情が伝わってきた。絵を描く時、四角を想定してアングルを定めるが、着想が面白く心に残った。執筆者の人となりがよく分かり、尊敬の気持ちが益々強くなった。幼児期は大切。
・47号の「我孫子らしさ〜光を観る、と言う事〜」・・・「観光」を正面から「景観」とからめ、景観を育てる会
のこれからの方向性を提案したもの。新機軸と思う。
・景観を発見する事や人に光があたり、観光への糸口となる方向を示した。
・48号の「私の知る今昔」・・・戦後のバブル期の人口急増により我孫子の風景は失われたとする我孫子育ちの人が異なった形で再生出来そうだ、とする若き意気込み。
・全シリーズを通して、各記事それぞれの方の想いが興味深い。
・シリーズ「我孫子らしさ」には、人それぞれの我が住まいについて誇りたいもの、知らせたいものをいろいろの視点で記述されており、「我孫子」がクローズアップされ、興味深く読んだ。
・シリーズ「我孫子らしさ」の全記事の執筆者の来し方が窺え、その視点で見た我孫子らしさに感動した。
まちの美化に取り組む人々によせて
・各記事それぞれ、目立たない活動をしている人々の紹介が良い。
・まちの美化の記事を読み、自分でも出来る事をしようと思う。
・まちの美化に取り組む人々の全記事に、各会員の目は同じ想いの他の人々の活動にも及んでいる。
三樹荘、村川別荘関係
・10号の三樹会誕生の記事により、三樹会の発足の経緯を知った。
・14号の旧村川別荘の活用を考える。・・・当会の活動の幅を広げる端緒となった。
（左下へ）
・33号、34号、35号の「大正の初期の国民新聞の紹介」・・・歴史感と言うより庶民感を覚え、我孫子人が我孫子の新しい運命を喜びとしたと結んだところ。
・34号の「楚人冠と嘉納治五郎の墓に詣でて想うこと」・・・嘉納治五郎を源流とした文人達の志を景観
を育てる会が引き継ぐという格調高い内容。墓に詣でた時の身の引き締まる想いが伝わってくる。
景観を知る
・5号の我孫子バスツアーの記事に感動した。
・6号の街並考−街は哲学−・・・街並の景観は定点にあり、に同感と思う。
その他、紀行文、トピックス等
・47号の「400光年彼方の景観」・・・物を通して見る世界も景観とし、景観の視野を未知へと広めた。
・47号の「時の流れ、雑感」・48号の「輝いた風景」・・・さらりと書いているのが良い。
・48号の「輝いた風景」・・・小学生に関心を持ってもらうことは大切と思う。
・「オレオレ詐欺が我が家に」のような身近な記事に関心を持った。
・人形館を訪ねての感想が良かった。
２．「景観あびこ」で今後取り上げて欲しいテーマやシリーズを出してください。
・我孫子らしさシリーズは、投稿者の想いが滲み出ている。投稿時の日付も入れてはいかがか？
・我が幼少期の景観とか、月明かりの景観、五感を通しての景観。
・会員の雑感コラム、テーマ自由、半ページ程度で会の活動を通して感じた事、会に参加することで変わったこと（景観に関係なくても）。
・「町のデザイン」のシリースを組んでは？ 10号の「庭園公開の目指すところ」にGarden cityを提唱したハワードの理論と実践、日本への影響、さらには近代のまちデザインに関して、学識豊かな執筆者に分かり易く書いていただきたい。
・手賀沼周辺の他市との提携はいかがか？
・我孫子の観光の可能性について等、自由に提案する。
・景観についての会員以外の方の文もあるとよい。
・各自、心の一場面、（花、木、景色等）を３０字程で毎号５人程が掲載する。
・一言コーナーとして、気軽に投稿してもらう。
・ちょっとした景観スポットを見つけた紹介を（街角、店頭、庭先等）。
・我孫子の景観を育てる会に望む「行政及び他団体」よりの寄稿。
・今まで掲載された「我孫子らしさ」の特集を組んでは？
・私の夢シリーズ等。
・手賀沼を周辺市はどう捉えているか？
・あびバスルートの紹介シリーズを。
・「私の故郷自慢」、「私の子供時代の思い出」というテーマも良いのでは？
・今年度の景観シンポジウム我孫子八景については、市民から公募する関係から、途中経過やＰＲ記事を載せる。（ネット公開のメリットを活用）
・景観10年と時々刻々と無常の風景は、至る所に転がっているはずであるから、日常の外出のとき見つけた「新規の景観」を大小、善悪に関わらず、問題意識を持って毎号の会報に掲載しては如何。
・部会紹介、会員の部会への参画を勧誘し、会の具体的な活動の一端を紹介して入会者の勧誘を図る。
・市長への単独インタビュー。会に望むことや、景観への取り組みについて等。
３．「景観あびこ」についてのご意見があればお聞かせください。なんでも結構。
・格調の高さと親しみ易さが両立されると良い。
・この機会にバックナンバーを読み直し、とても良かった。ただ、1号〜8号がHP上では読めなかったことが残念であった。
・誰に向かって発信しているのか？（会員なのか、不特定多数なのか？）再度確認する必要があるのでは？
・1面の「我孫子らしさ」個人の想いであって、会の総意ではないので第1面に載るべきではなのでは？巻頭言とか新聞で言えば、社説のようなものが相応しいかと思う。
・外国物語、例えば世界の町歩き、世界遺産、秘境、辺境等も掲載しては？
・読み易い文章を。（難しいテーマもやさしい文章で）
・会の活動方向に対して提案や意見を。
・会員以外がどのくらい景観（景観あびこ）を読み、どんな感想を持っているか知りたい。
・「景観形成市民啓発事業」を市から受託していることからも、今まで以上に「景観あびこ」のコンテンツは客観性が求められていると思う。
・編集後記はいつも心に込めて読んでいる。
・広報担当者の負担軽減の為、発行を年４回にしては？
・もう少し写真がきれいに載ると良いと思う。写真が難しい場合は、イラストも良いのでは？
・ページの左に綴じ込みスペースがほしい。
（文責 伊藤紀久子）
楚人冠墓所への報告墓参 佐々木 哲明（会員）●思い返せば、プロジェクトのスタートに当たって、メンバーで千葉県松戸市の都立八柱霊園にある杉村楚人冠の墓所に挨拶に出向いたのは、2009年10月2日でしたが、この日は奇しくも杉村楚人冠の命日である「蝉 噪忌(せんそうき)」の前日にあたりました。
●また、最初に楚人冠墓所を訪ねたときのことも懐かしく思い出しました。東京ドーム20個分という霊園の広大さに呆然としましたが、同情してくれた事務所職員のおかげで、なんとか墓所の場所らしきところが判明してみると、霊園案内図に載っている嘉納治五郎の墓所のすぐ近くだということが判りました。実は、楚人冠の墓所のすぐ隣には血脇守之助の墓所があり、10ｍほど離れた場所には嘉納治五郎の墓所があります。
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| 楚人冠墓前報告 |
べにすもも 吉澤 淳一（会員）  |
| べにすもも |
●もうひとつ、我孫子市では人工のものは此処だけという「富士塚」も見てきました。塚というほど盛り上がってはいないのですが、小振りの溶岩で囲っていました。富士塚は、富士信仰に基づき、富士山に模して造営された人工の山や塚である。造営の方法として主に、�”抻了海陵牢笋鮴僂濔紊欧燭發劉△垢任紡減澆靴慎屬筝妬�を利用したもの、とwikipediaにありました。既に存在している丘を利用したものは、布佐の井上家の近くの小山がそれであると、文化・スポーツ課の職員から聞きました。いずれ確かめてみたいと思います。
●さて、"べにすもも"です。参道の雑踏を後にして道を歩むと、丁度赤紫蘇のような色をした葉が茂っている樹が目にとまりました。皆で珍しがっていたら、その葉の裏にピンポン玉大の赤紫の実を見つけました。近所の方に聞くと「べにすもも」(紅李・紅酸桃)の実で、3月上旬に山桜のような花がびっしりと咲いて綺麗ですよ、と話していました。
●善男善女の好奇心から、「べにすもも」を知りました。これも我孫子のちい（さな）散歩ですね。湖北駅南口のお蕎麦屋さんで、のどを潤して解散しました。
地井武男さんのご冥福を祈ります。
| 編 集 後 記 |
| 50号記念特集号を組むにあたって会員の皆様に多大のご協力を頂きました。本号はその集大成であります。予定通り刊行に漕ぎつけられたのは皆様のご協力のおかげであることをご報告し、お礼を申し上げます。 頂いたアンケート回答とご寄稿文をプロジェクトメンバーで熟読し、そこに共通して流れている会員諸兄姉の想いを正しく読み取り、さらにそこから溢れ出てくる会の活動に対する皆様の真摯な精神を的確にお伝えすることに意を用いました。 この記念特集号が会員の皆さんの心を一つにし、会の活動をさらなる高みに導いてくれることができれば望外の喜びであります。発行に当たりプロジェクトメンバーとして、飯田、伊藤、奥山、滝日、濱田、前田が携わりました。ご協力ありがとうございました。（前田 毅） |
