シリーズ「まちの美化に取り組む人々」-23-
               「我孫子堀尻公園」                  足助 哲郎(会員)
春先から長男から預かっている犬2匹との朝夕欠かさぬ散歩。その道すがら、花に誘われて我孫子堀尻公園に足を踏み入れた。

356号線西消防署のはす向かい、ラーメンの幸楽苑ならびにあるこじんまりした公園だが、素晴しく手入れが行き届いている。手入れをしている方は生け花の心得があるのではないかと思われるほど植栽の配置と色取りが見事である。

何回も通りかかる内に手入れをされているTさんと立ち話をした。
Tさんのお話。
「市の公園緑地課から『みどりのボランティア』の認定を受けて、基本的には、ひとりで管理しています。でも、草むしりなど、時々やっていただく方もおりまして、楽しくやっています。きっかけは藪みたいになっていたので、市役所に相談したら、市での対応には限界もあるので、ボランティアでやらないかと。最初は、草むしりと剪定くらいのつもりが、きれいになってくると欲がでて、ぼちぼちやっています。いろいろな方に声もかけていただいていまして、はげみになります。」

「なお、立て看板があるように、除染の予定があるため、今後はどうなるのかはわからない。除染は重要なことですから、市役所の判断ですが。でも、きっと除染が終わったら、仮に丸裸になっても、めげずにやるんでは?」

「夏の暑さより、毛虫アレルギーがしんどいのですが、生きがいを頂いた感じですので、体力と気力が続くうちは、なんとかやってみます。」
我孫子堀尻公園

花の苗の一部は、春と秋に、申請すれば市から支給されるとのことだが、玉石、萩、ツツジ、椿、山茶花などの低木などに、Tさんはかなりの私財をつぎ込んでおられると推察した。

除染される前に、是非いちど我孫子堀尻公園を訪ねてみてください!
「我孫子のいろいろ八景さがし」発表から応募締め切りまでの活動報告
「応募総数580件(197人)に!」

9月30日に応募が締め切られ、集計の結果、応募総数580件(197人)。
内訳;坂道八景229件、公園八景230件、成田線車窓八景60件、無効票61件。

「広報あびこ」8月1日号で発表後の活動経過報告。
                                      [文責 足助哲郎]

1.告知:広報あびこ、朝日新聞など8メディアと、我孫子市と会のHPに告知記事を掲載。

2.ポスター:市内各公民館、近隣センター、行政サービスセンターなどの公共施設を中心に計48カ所に貼付。8月半ば、ポスターを目立つデザインに変更。

3.応募用紙:合計17,000枚、市内19の小中学校、近隣センターに配布。8月半ば「写真添付必須条件」などを解除。

4.応募箱:手作り応募箱25個をポスターと共に、アビスタなど公民館、各近隣センター、各行政サービスセンターなどに設置。

5.応募方法別件数:応募総数580件(197人)中、応募箱投函による投票が270件(90人)と最多。以下、直接回収による投票267件(88人)、メールによる投票27件(12人)、郵送による投票7件(4人)、回収場所不明9件(3人)の順。

6.第2回選考委員会:10月30日に開催。集計結果報告と選考基準設定並びに11月中に現地調査についての確認が行なわれた。

7.並行して、写真撮影などを進めて、来年3月16日の発表会と同時開催の景観コンサートに向けて準備が進められる。

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