シリーズ「まちの美化に取り組む人々」-26- 菅原興業(株)さんの花壇 鈴木 洋子(会員) |
||
●泉から浜街道踏切を渡ってすぐに線路際の道に入りしばらく行くと、常磐線の保線をする菅原興業(株)という会社があります。その横を通ると金網の内側に綺麗な花壇が30メートルほど続くのが見られ、以前より気になっていたので取材させていただきました。 ●初めにお会いした女性事務員の方のお話では、男性の方が近隣への配慮(トラックが出入りし汚い、うるさいなど)から一人で花壇を始めたとのこと。 ●次に、水やりをしている社員の慶野和男さん(61歳)からお話を伺いました。「4年前にこの現場に来た時にはもう花がありました。最初は興味なかったんですが、だんだん『花はいいなあ』と思うようになって今は水やりをしています。」と笑顔で話してくださいました。そこへ花壇を始めたご本人の村上郁弥さん(72歳・社員)がみえて、ご一緒にお話を伺いました。 ●「もともと畑仕事が好きだったので、花があったらいいなあと思って7〜8年前に始めたんだけど、花の名前はわからないなあ。」と恥ずかしそうに話されました。花は年に2回植え替え、356号線にある花屋で、「これ!」と言って400株ほど買われ「4万円位かかるかなぁ」(笑)だそうです。 ●今は日日草が9割ペチュニアが1割位でした。「水を撒いていると、通る人から『綺麗ですね』とか『散歩の楽しみに回り道しています』。中には『もらっていいですか?』と言って持ち帰る人もいるよ(笑)。でも声をかけてもらうとやっぱりうれしいよね」とにこにこと話してくださいました。 |
●企業の方がこうして優しいお気持ちで「きれいな景色」を作ってくださることは素晴らしいことと思った取材でした。快く取材をさせてくださった菅原興業(株)の皆様に感謝いたします。ありがとうございました。 |
|
|
||