我孫子のいろいろ八景探し 其の二
まちなみ八景 ハケの道八景  斜面林・田園八景
【選考委員のコメント】
飯高 美和子(我孫子の文化を守る会)

「我孫子のいろいろ八景其の二」の八景探しも、2月22日のふれあいホールでの輝かしい発表会で無事に終わり、今は、これから春の日を浴びて、小冊子を片手にその土地を辿ってみようと、その計画に胸を躍らせています。

事務局の方々のご尽力のもと、市民の方々のたくさんのご応募のお蔭で、市内を案内していただくうちに、我が古里は沼と川と林と森と、そして田園の広がる"憩いの里"であると心底から実感することができました。
桐石 二男(NPO法人手賀沼トラスト)

5月から始まりテーマ選定、現地調査、選考委員会会合等、今年1月までの活動が順調に進行できたのは、事務局の多大な努力と行動力によるものと深く感謝申し上げます。

また成果として「我孫子のいろいろ八景 見聞綴り 其の二」が出来上がり、発表会も大勢の市民で盛り上がり素晴らしい活動でした。

私個人にとっても我孫子市の景観、地形、歴史、まちなみ等素晴らしい場所が数多くある事を改めて知り、更に関係する方々と交流を持てた事が大きな成果でした。
染谷 廸夫(我孫子野鳥を守る会)

今回の選考には本当に悩まされた。我孫子の緑化率は柏市などに比べて低いといわれているが、応募された景観を実際に目にすると、どれも緑が素晴らしかった。「まちなみ」はそこに住む市民が緑を演出し生活に取り入れており、「ハケの道」「斜面林・田園」の緑はその背後の生き物の暮らしぶりを想像させるものだった。我孫子市民の緑に対する感覚の素晴らしさを痛感させられた今回の選考だった。
―現地調査― 北新田にて
田宮 純子(ふれあい手賀沼の会)

発表会の会場は和気あいあいの雰囲気。
これは常日頃の顔見知りの証し、"まちなみ、ハケの道、斜面林・田園の八景"は、全ての住民の視点で推薦され選ばれたもの。「きれいにしたい、大切に住みたい」の意欲が表現された"きれいなまちなみ"は見事。ハケの道、斜面林・田園風景は、万葉の時代から自然とともに生きてきた人間の営み、自然に生かされてきたという実感は貴重なもの。コンサートの曲目に選んだ風景は、直ちに思い描けるものばかり。ソプラノもバリトンも人間の声の豊かさに浸らせてくれた。こども達の歌声も懐かしいひと刻の味わいで、「我孫子」を自慢し、住み続けたいまちとなった。
佐久間 俊行(あびこガイドクラブ)

事務局より、候補となったいろいろな場所を案内していただきましたが、未知の地域や風景を目にすることができたのは幸いでした。景観は目の位置や季節によって見え方が違いますが、田園風景は台地上などの高い位置から見ると映え、緑、紅葉、裸木と姿を変える斜面林や街路樹は、季節によって評価も変わります。

またまちなみでは古い歴史的なものは少なく、計画的に造成された街が家並も緑も整っていて、美しく感じました。「いろいろ八景選考委員会」でいろいろなことを学ばせて頂いたことに感謝します。
藤木 顕斉(我孫子市民ネットワーク)

選考委員になって2年、我孫子市東の布佐から西の根戸まで、100カ所近くの景観スポットを、審査のため訪れる機会を得て、改めて田園住宅都市としての我孫子の素晴らしさを、再発見致しました。
吉澤 淳一(選考委員長)

選考委員のみなさん、10か月にわたる選考活動、おつかれさまでした。おかげさまで、今年も素晴らしい八景が誕生しました。市民の皆さんとともに慈しんでいきたいと思っています。

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