我孫子のいろいろ八景 発表会コンサートを終えて
                                                                           大久保 光哉(演出/出演)
発表会コンサートお疲れ様でした。
我孫子の景観と音楽のコラボレーションは、以前開催していた"サウンド・スケープ in 我孫子"コンサートから数えると、5回目になる。5回ともなると、そろそろネタ切れ状態・・・。

日々悩む日が続き、創造することの難しさを痛感しています。しかし、今回の仕事を通じて思い始めていることがあります。本当の意味での"創造"はないのでは・・・と。つまり、創造ではなく"編集"だ・・・と。

今までの経験・見分の事柄を再構築し編集することで、新たな感覚を生み出すことに尽きるのだ・・・と。このことに気づかせてくれたのは景観を育てる会の皆さんです。

さあ、そうと決まったら写真と曲目の選定です。
日本歌曲にはあまり明るい曲は存在しません。日本人の特質とされる内向きな情感ということが影響されているのでしょう。しかし、これでは構成として起伏に富んだステージにはできません。そこで、前回のアンケート結果にもあったようにポピュラリティのある曲("あの素晴らしい愛をもう一度"や"四季の歌"など)や子供の遊び歌などを入れました。そしてお客様に余白を埋めていただく材料としての映像です。単なる景色では、人間を歌う性質を持つ歌曲との間をつなぐことができません。
そこで廃屋であったり家並みであったり公園など、人間との関係性が感じられる画像を選択したり新たに撮影したりしました。しかし、このコンサートの目的はあくまでも我孫子八景であるということ、つまりその範疇からあまりにも逸脱したものは不適であるということです。

1千枚以上の写真を何度も何度も見ました。曲選びと並行しての写真選びは行きつ戻りつ、なかなか納得するに至りません。そうこうしている間にどんどん本番が近づいてきます。あせりだけが私の頭を支配していきます。

その時です。ピアニストであり作曲家でもある徳永洋明さんと舞台監督の中津留智博さんの顔が浮かびました。そうだ!この二人なら多少無理を聞いてくれるだろう、うまく流れをつくってくれるだろう・・・と。この甘えが私の決断を確定してくれたと思います。そして何よりもスタッフの方々のひたむきさに勇気づけられました。

来年も我孫子のいろいろ八景発表会コンサートがあります。今回のステージの個々の事象を材料に、"編集"し、またこの素晴らしいスタッフや仲間と一緒にさらに新たな創造の場を構築したいと思います。私という存在がご迷惑でなければ・・・。
新春手賀沼ウォーキングに参加して                    飯田 俊二(会員)
新春1月4日、当会の「新春手賀沼ウォーキング」は、私にとって1月2日の成田山新勝寺への初詣に次ぐ恒例行事となりました。今回で4回目を迎えましたが、第1回から毎回参加しています。

当日は天気にも恵まれ、風もなく絶好のウォーキング日和となりました。私は半周組にエントリー。道の駅しょうなんに10時30分集合。1周組3名(高齢化のためか少し寂しい人数)に、半周組11名が合流し、柏ふるさと公園方面を目指して出発。周囲の景色を眺めながら、また、道端に落ちているゴミをポリ袋に拾いながらマイペースでゆっくり進みました。

以前には余り目立たなかった桜の木が多く植えられており、何年か後には沼南側にも立派な桜並木が見られるようになるかと期待しています。

我孫子方面に目をやると、これまでとは大きな変化は見られませんが、飛びぬけた建物もなく、抑えられた高さの建物に、緑が所々配されて、前に沼があり、申し分ない景観ではと改めて思いました。
リーダーは責任感から、ゴミを積極的に拾いあげ、ゴール近くのコンビニのゴミ入れにお願いし、お礼に買い物をする気の遣いようで感心しました。来年は1周に挑戦してみようかな!


■もどる