散策レポート4題 | ||
JR東我孫子駅⇒東我孫子一里塚⇒日立坂(※)⇒高野山桃山公園(※)⇒水神山古墳⇒香取神社⇒水神山古墳坂(※)⇒高野山新田ビオトープの道(※)⇒高野山桃山公園・日立の森(※)⇒日立坂(※)※印は、我孫子のいろいろ八景 5月24日、歴史景観を探る会による一般参加の散策会が、東我孫子駅発〜高野山の日立坂着で実施され、一里塚や古墳を見学致しました。私の脳裏に新鮮に残った印象は、我孫子に古墳群がある要因の一つに、「我孫子には、かつて海岸があった」ということでした。 歴史的尺度では、わずか1000年前の平安期は香取海の湾の一部が手賀沼で形成され、その台地の一つが高野山で、そのはるか以前からこのあたりには相当多くの住人がいて、その結果として古墳が存在しているというストーリーにロマンを感じました。これからもこのロマンを追い求めるのが楽しみです。 |
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「広報あびこ」(5/16)の募集欄に「我孫子のいろいろ八景散策へ〜ネイチャーイン〜(手賀沼課)」と出ていた。「いろいろ八景」は景観推進室と当会が協働で行った事業だ。「手賀沼課」というのがちょっと気になったが、即申し込みをした。 5月31日10時に我孫子駅に集合したのは21名で、当会からは松村さんも参加していた。目印の旗を持って待っていたのは、八景の選考委員の一人でもある染谷さん。案内は、市の環境レンジャーの皆さんで、本日散策するコースの「見聞綴り」のコピーと「あびバス景観散策マップ」が配布された。今回のコースは、我孫子駅より南側の地区で、我孫子駅南口⇒我孫子2丁目マンションストリート⇒白山グリーンタウン⇒根戸船戸緑地⇒船戸の森の坂⇒湧水の小径⇒根戸城跡・根戸船戸緑地⇒手賀沼公園⇒白樺派の小径⇒天神坂⇒我孫子駅南口である。 各所で「ここは、まちなみ八景で選ばれた所です。樹木が整備されていますね」「ここは、斜面林・田園八景のひとつで、この方向で見ると緑地がきれいに見えますね」などと2年間に選ばれた「八景」を隈なく紹介しながら、鳥のこと植物のことなどにも触れて案内してくれた。心地よい汗をかいた約3時間のコースだった。 |
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6月3日、ストリートガーデンを楽しむ会の仲間14名と、坂野家バラ園と藤沢家バラ園を見学した。この時期には多数の愛好家がバスを仕立てて来るほどの有名なバラ園である。二圓とも持ち主の家族と愛好家の有志で維持されている。豪農二家の江戸時代からの旧宅は国の重要文化財に指定され、それぞれの寄贈されている。坂野家バラ園は3千坪の庄屋屋敷の隣にあり、9百坪の園に3百種のバラがポーチなどに密生して咲き誇っていた。迷路のような小路にバラやクレマチスなどで贅沢な空間を演出している。中にはカフェテリアがあり、飲物とケーキをいただきながらオーナーの奥さま(元タカラジェンヌ)から、バラにまつわるお話を聞くことができる。 藤沢家バラ園は2千坪の園に130種のバラ。オープンスペースにバラが絡まったアーチが点在し、コテージ風建物の前の芝生や椅子に座って、ゆっくり談笑しながらバラを堪能できる。 またバラの世界は、イギリスやフランス発祥のバラ文化の歴史、バラの分類方式、原産地などの奥深い学問的な体系の整備に驚かされる。世界中のバラには世界本部の証明書が発行されており、この二園で造られた新種のバラも登録され愛好家に販売されるとの事。 |
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6月13日、前日までのぐずついた天気から一転、快晴のもと、我孫子駅南口に景観推進室の方2名、会員8名が集合。各自、発行されたばかりの「あびバス景観散策マップ」を手に、9時発のあびバスに乗り本日の行程がスタート。 根戸新田で下車、コーススタート前に金塚古墳方面に寄り道してから、コース歩きを開始した。このマップ通りに歩けるかどうかを知るために、ここを初めて歩く女性に道案内をお願いした。手賀沼の景色、里山の景観を眺め、ハケの道を進む。「船戸の森」へ入る所と出てからの所で、どちらへ向かえばよいか思案していたようだ。簡単な標識でもあるとわかりやすいとのこと。森の中はよく整備され、心地良い風が吹き抜け、いい気分にさせてくれた。富士見坂(通称)を上り、白山の静かな住宅街の散策を想定していたが、調査時と様相が変わり、あちこちで戸建て住宅の建設が進んでおり、複雑な心境だった。建設が終わった後どうなるか見極めたいと思う。興陽寺経由我孫子駅周辺の飯泉喜雄顕彰碑、停車場道碑、庚申塚を確認し、11時半解散した。 |