訃 報
  佐々木哲明(当会役員)さんが、9月11日ご逝去されました。享年64。
  脳梗塞で、JAとりで総合医療センターに入院・治療中でしたが、帰らぬ人になられました。
  通夜(9月13日)・告別式(9月14日)は、ライフケアメモリープレイス我孫子(我孫子駅南口)にて、近親者のみでとり行われました。(喪主は妻の美恵子さん)
  佐々木さんは、当会役員として、また分科会では「歴史景観を探る会」にて、積極的に活動してこられましたが、突然のご逝去に言葉がありません。
  ここに謹んで、故人のご冥福をお祈り申し上げ、ご報告いたします。
(会長 吉澤 淳一)
第1回あびこ市民活動メッセ 開催                                飯田 俊二(会員)
第1回「あびこ市民活動メッセ」が、8月20日(水)・21日(木)の2日にわたって、けやきプラザ2Fのふれあいホール・ギャラリーで開催された。

市民活動ステーション主催で、64の市民団体が日頃の活動の様子や作品を紹介していた。

当会では、折しも「探そう!我孫子のいろいろ八景其の三」の応募の締め切りが8月31日に迫っていることもあり、応募の促進に重点を置いた。ブースではポスターを大々的に貼り、手製の桜の花をちりばめ、また映像を使った会の紹介場面でも、プロジェクトメンバーの鈴木さんが八景のプロモーションを行った。
参加した他のメンバーは、来場者や周りの市民団体の方々に積極的に声をかけ、多数の応募をいただいた。応対の中では、皆様の地域への思いが聞けて、有意義な場となった。

今回の開催は、平日ということもあり、一般の方の入場者が少なかった。またブースでの出展、演技活動、造形活動が同時進行で、賑やかのようであるが、少し落ち着かない感じがし、次回への課題が残った。当会員へのアピール不足もあり、会員の参加が少ないようで残念だった。
手賀沼アート・ウォーク−手賀沼と民藝の心展−へのスタッフ参加           伊藤 紀久子(会員)
我孫子市・柏市共同文化イベントの表記の展覧会が、8月7日(木)〜12日(火)まで、あびこ市民プラザ・ギャラリーで開催された。このイベントの協力団体として当会も加わっており、会員11名が会場係として、それぞれの日時に参加した。

私は飯田さんと12日の14時から16時までの当番であった。他の団体の二人も加わり、関係者より「スタッフ」としての心得の説明を受け、それぞれの位置についた。

当日早めに会場に入り展覧されている数々を見て回った。そしてその素晴しい内容に驚かされ、私にはただただ勿体ない程の展覧であると思った。

会場中央に、バーナード・リーチの白釉花鉢、柳宗悦の全集全25巻・選集全10巻(いずれも初版)が並び、周りの壁面には、武者小路実篤の蓮根図の掛け軸、芹沢■介の型染めののれん、大津翠さんの染色、日暮朝納氏の手賀沼の油彩画、今年、遺作展の開催された石澤ミヨさんの透明感のある青の『明けの木々』には「またお会いしました」と思わず声を掛けてしまった。
(■は「佳」のにんべんがかねへん)
内山春雄氏のカワセミ、コアジサシ等のバードカービングの数々。壁面の前面には、河村蜻山、濱田庄司親子、金城次郎そして岩村福之氏、岩村守氏、羽二生隆宏氏の陶芸があり、見入ってしまった。今回の「手賀沼アート・ウォーク」実行委員長の鈴木昇氏の花台、陶芸、家具、額装等が展覧されていた。鈴木昇氏の開催のメッセージに、巴水が描いた昭和5年のあの手賀沼をどう見るか。この沼を子どもたちにどう引き継ぐか・・・等のメッセージに感動した。

後日、延べ入場者が1,110名と知ったが、もう少し良い季節の開催であったらと思う。いつまでも心に残る素晴しい「心展」であった。


今秋の日立総合経営研修所庭園公開は、当研修所の本館建替え工事のため休止します。

編集後記
  今号は、村山正八先生のご逝去に接し、寄稿された追悼文を冒頭に掲載した。私は先生に一度だけお会いしたことはあるが、先生が当会にとって大切な方だったということを、今更ながら知ることができた。
  今回は、久々に本来の4ページ構成にした。これは第55号以来である。
  3ページの記事のように、「我孫子のいろいろ八景其の三」の応募が終了し、いよいよ選考が始まる。来春の発表会に向けて、秋空を背景に水辺の写真を撮りに出かけることにしよう!(鈴木 洋子)

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