第14回歴史景観散策会
  「布佐の散策と竹内神社例祭を楽しむ集い」に参加して
            柏倉 輝雄(会員)
初秋の心地良い9月15日(月・祝日)の午後、布佐駅改札口に向けて出発しました。

布佐地区の散策は今まで3回程楽しみましたが、今回は竹内神社の例祭を楽しむことを主な目的として、この企画に参加致しました。

布佐駅の改札口には、参加者30名の一般の方々が降り立ちました。我孫子の景観を育てる会の会員は、快活に声をかけ挨拶をとり交わす中で、皆さんの氏名確認、資料の手渡し、参加費の徴収、リボンの色で3班に編成をしたあと、出発前に会よりの挨拶、本日の予定、タイムスケジュール等々の話が、会員の松村さんよりありました。事前準備のご苦労を察しました。又参加者への心配りも感銘を受けました。

スタートし歩を進めてゆくにつれ、長蛇の列になりましたが、竹内神社など4カ所では全員が集まり、ガイド役の松村さんから流暢な語り口の説明を受け、改めて布佐の歴史と文化を知ることが出来ました。竹内神社では、鳥居の左右に建つ唐獅子、日露戦争の記念碑、六根清浄の6つの根をもつ椎の大樹など、多くの知見を得ることが出来ました。国道356号に降りると、街中は活気に溢れていました。進むにつれて山車を囲んで白装束姿の若者や提灯などを手にしたご年配の方々で、祭りムードは全開の様相でした。

この地は江戸時代に「利根川の東遷」によって水運の要所として栄え経済、教育、文化の中心地となっていた事、多くの著名人を輩出したこと等々をよく理解できました。
竹内神社境内の参加者
新しい発見を多く教えられた今回のコース巡りでした。ナリタヤ広場で山車の競演を見、楽しみ、午後6時半すぎ解散致しました。

その後会員、スタッフの有志で、中国料理店で歓談しました。心地好い疲れをとり、再び竹内神社に向かい、御神輿の石段登りと境内での宮入り行事を堪能しました。感嘆さめやらず帰途につきました。

この企画に参加して、我孫子に住んで良かったと痛感した一日でした。
坂東市修景見学に参加して                       飯沼 明子(会員)
10月11日(土)我孫子市都市計画課から3人の参加もあり、総勢26人で修景の地坂東市に向かいました。

坂東市に着くと、早速商工観光課の説明があり、机上には名産品のさしま茶(日本輸出第一号)も用意され、市の並々ならぬ熱意が感じられました。

坂東市は、全国でも珍しい電車の通っていない町で、人口も減る一方であり、そのため再生をめざし、国、県、市の補助に加え商店組合員も負担し、幹線道路を幅16メートルに拡張。辺田本町線を4つのブロックに分け、それぞれ"ゆう・モール「融和の街」""あい・モール「花と光の街」""センター・モール「人にやさしい街」""さくら通り「和らぎの街」"と呼び、歩道はカラー化、電線類は地中化され、車道から歩道へは段差5cm、車止めの上にはフラワーポットが置かれ、歩行者や自転車にも安全、安心な道路へと作り変えました。
しかし、広くきれいな道を歩きながら、まばらにしか開いていない商店と、歩く人の少なさに寂しさを憶えました。

昼は「四ッ六庵」で、普通盛りなのに大盛りのそば定食を美味しくいただきました。

午後からは、平将門史跡めぐり。延命寺山門で記念写真を撮った後、将門坐像が御神体となっている國王神社、胴体が埋蔵された胴塚がある延命院を、ボランテイアガイドさんの説明で見学しました。

帰路、守谷市にある「アサヒビール茨城工場」を見学。土曜日のため工場は稼動していませんでしたが、地上60メートルの見晴らしの良い所で、出来立てのビールを試飲しました。普段はほとんど飲まない私なのに思わず口をつけ、ほろ酔い気分のまま我孫子に無事帰ることができました。企画をしてくださったまちなみ班の柏倉さん、小谷さん、ありがとうございました

広い道路があれば街と人は後からついてくる。街はこれからどんどん変われると、我孫子の狭い道路を見ながら思います。
がんばれ 坂東!! がんばれ 我孫子!!

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