あんなこと こんなこと
              〜旅先での出会い〜                                     秋田 桂子(会員) 
「海が見たい」「温泉に入りたい」の思いで目的地を西伊豆の堂ヶ島に決めた夫との2泊3日の旅。細かいスケジュールを決めず「今日は、バスに乗ってみようか」とバス停に。すると、バス停に立っていた女学生が「こんにちは!」と、まるで旧知の人かのような笑顔で声をかけてきた。私も挨拶を返したが、平日の昼間、制服姿でいるのが気になって聞くと「学校外で観光客に話を聞き、レポートを書くという授業なのです。 代表に選ばれると<校内><中学校・高校合同><町>で、3回発表の機会があります」とのこと。「あなたはきっと選ばれるわね」と言うと「私は去年、発表したんです」と言う。私は「あなたたちのような若い人と接すると元気になるの。学生が観光ガイドをするという提案を学校でしてほしいな!」と思いを伝えた。高校生のように見えた彼女が、まだ中学3年生と知り、頼もしさを感じたとともに観光地・堂ヶ島の魅力がより増した。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
 「景観あびこ」合本版 −2− 発行                 広報部会
会では、この度「景観あびこ」の合本版−2−を9月に発行した。2007年に、1号(2002年3月)から21号(2007年1月)までの合本版を発行したが、今回の−2−では22号(2007年4月)から43号(2011年5月)までを収録した。

「景観あびこ」は、会の機関誌として着実に発行を続け、様々な景観情報を発信してきた。今回の合本版を見ても、その内容は"会員の景観感""まちの美化への啓発""景観散策レポート""庭園公開・市民観桜会レポート""景観形成市民啓発事業の活動紹介"など多岐にわたり、執筆者も50人を超す多彩な顔ぶれである。
そして、2009年からは、発信力の強化に向けて、発行をこれまでの年4回から年6回に増やした。

会の歩み、諸活動の履歴、会員の我孫子の景観への思い等を読み返し、今後の活動の糧にしていただければ幸いである。

尚、合本版−3−は、44号から60号をまとめて、2015年に発行の予定である。全バックナンバーは、当ホームページで検索できる。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
景観形成情報発信・啓発事業を我孫子市から受託                  副会長 飯田 俊二
当会は、3年に亘る「我孫子のいろいろ八景探し」の実績をベースにして、平成27年度から3年間の事業を受託することが出来ました。

「我孫子のいろいろ八景」事業は、市民の景観への関心を高めるとともに、我孫子の景観・観光資源の発掘につなげることを目的として、8つのテーマごとに八景を選び、全64景を特定するものです。
今後の3年間は、いろいろ八景の普及・定着を図っていきます。散策会とそのためのガイドブックづくり、写真や絵画コンクール、各種メディアを活用したPR活動など、幅広く息の長い事業展開となります。

これまでの活動を通して培ってきた、ノウハウとネットワークをフル活用して、会の総力を挙げて取り組んでいきます。会員の皆様の積極的な参加をお願いします。
編集後記
  今年最後の「景観あびこ」64号です。色々盛り沢山の内容ですが、何といっても「我孫子らしさ」が最終回を迎えたことに感無量です。皆さんの我孫子への思いが、一冊にまとめられて発行の予定とは、とてもうれしいことですね。
  冨樫さんの「景観五年、風景百年、風土千年」の言葉をかみしめています。 (滝日 一子)

■もどる