第20回 景観散歩 福生(ふっさ)市                    大師堂 寛(三樹会会員)
12月3日(水)快晴の下、我孫子駅北口のふれあい公園前に集まり、我孫子市のバスで一路福生に向かった。総勢40名、バスの中では幹事さんの企画で、福生の予備知識を入れたり、ビンゴゲームで和気藹々の道中でした。

市の3分の1の面積を占めている基地の街と言う幹事さんの説明に魅せられ、期待していたが、途中渋滞に合い予定より1時間程度遅くなってしまいました。

また車中からは、いつも我孫子で見る富士山とは違い、大きい富士山がきれいな姿を見せてくれていました。

予定を変更して、まず「いけすレストラン浜膳」へ向かいました。食事処は、広々としてゆっくり楽しむことができました。庭園も広くゆったりとした時間でした。道中も福生でも銀杏の並木が多く、丁度見ごろで、本当に晩秋というにふさわしい眺めでした。

レストランからバスで石川酒造へ行くと、宣伝部長が待ち構えており、一時間も説明を受ける形となったハプニングが発生してしまいました。
ようやく其処を抜け出し、再びバスで移動し多摩川近くに止め、川沿いの道を散策しました。登録有形文化財の建築物がある田村酒造まで歩き写真を撮り、最後の行程となった大多摩ハムで生ハムの買い物を済ませ、帰路につきました。

今回のバス旅行でよかった点:「いけすレストラン浜膳」での食事、多摩川沿いの散策(本当はもう少し時間がほしかった)、幹事の車内の取り仕切り、晩秋を彩る銀杏並木等々。

今回のバス旅行で残念な点:福生市は駆け足で、予定のアメリカンハウスで説明を受けられなかった事、ベースサイドストリート周辺散策が出来なかった事、青岩院(東京名湧水57選)の見学が住職のご不幸で中止となった事。

今回はやや消化不良気味であったので、機会があれば電車で朝早く行って、ゆっくり回って見たいと思う旅でした。幹事さん御苦労様でした。有難うございました。
 
あんなことこんなこと 二題
本物を見る、良いものを見る            滝日 一子(会員)
最近、葛飾北斎、竹久夢二、棟方志功、藤城清治と全く異なる4人の芸術に親しむ機会を得た。90歳の長命で亡くなった北斎の絵は、上野の美術館で観ることが出来た。残念なことに展示作品は全てボストン美術館の所蔵になっているが、富嶽36景をはじめとする約140点の多彩な作品に接することが出来た。

外国人の間でグレートウェーブと呼ばれる巨大な波しぶきの遠くに富士山、そしてこの大波と対称的な小舟に乗った人物の豆粒のような構図は、何を意味するのだろうか。本物を見ての興奮をそのままに、版画のコピーを買って帰った。

益子では、竹久夢二の美人画にホンワカとし、棟方志功の屏風絵の富士山の一彫一彫の力強い動きに大きなパワーを貰い、その場に立ちつくしてしまったのである。

影絵で有名な那須高原の藤城清治美術館では、氏の原点である「生きて演じ、動いて感動すること」を肌で感じることが出来た。『風の又三郎』『銀河鉄道の夜』等々、皆に親しまれている藤城氏であるが、現在91歳。ここではこの年齢以上が高齢者割引の対象になっていた。わかるわからないの前に、本物を見る、良い物を見ること、これが私の持論である。目の保養が出来た。生きていてよかった。
第12回市民観桜会のお知らせ
本年も、社団法人我孫子ゴルフ倶楽部のご厚意により、市民観桜会を開催します。

・日時:2015年3月30日(月)
・午前10時〜午後4時(入場は3時まで) 雨天中止
・会場:我孫子ゴルフ倶楽部13番、16番ホールとその周辺
・主催:我孫子の景観を育てる会 
・後援:我孫子市 協力:我孫子ゴルフ倶楽部
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