三樹会で体験実習             横山 誠一(会員) 
「我孫子の景観を育てる会」の26年6月定例会にメンバー(※)6人のうち5人がオブザーバーとして出席させて頂きました。その席上では、広範囲かつ多岐に亘る活動の報告がなされました。充実したボランティア活動を実践している様子を伺い、正直腰が引けましたが啓発されること大でありました。

そこで、初心者集団である我々でも体験ができ、かつ、グループの行動理念である「無理なく継続できるもの」「高負担にならないもの」「楽しく参加できるもの」に合うボランティア活動グループ「三樹会」に実習生として参加させていただきました。

内容は、天神坂と三樹荘庭園の清掃でした。9月より2班に分かれ各人は月1回のペースでしたが、三樹荘庭園は石段や坂など起伏が多く、落ち葉の季節はさぞ大変と思いました。
三樹会会員さんは、我孫子の歴史と景観を大切に思い、その活動を長年継続されておられるとのこと、さらには、今後もこの活動を継続していくことは素晴らしいと思いました。反面、今後も継続していくためには、次世代の参加を呼びかける必要性を感じました。

実習をしてみて、清掃に汗を流し、きれいになった坂を下るのは本当に気持ちよく感じ、自分が一歩前に進み、新しい自分を発見したように思えました。

※千葉県立生涯大学東葛飾学園、地域活動学部2年B組、地域応援隊「手賀の風」グループの皆さんが、当会の定例会に見学出席したことをきっかけにして、三樹会の清掃活動に体験参加されました。体験参加は3月まで続きます。横山さんは、7月に当会に入会しました。(広報部会)
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 あびバス景観散策マップ "栄・泉・並木ルート編" 発行
あびバス路線周辺の景観スポットを案内する「あびバス景観散策マップ」"栄・泉・並木ルート編"が、2015年1月16日に発行されました。我孫子市景観推進室と当会の協働で進めているもので、昨年3月の"船戸・台田ルート編"に続く発行です。

今号では、旧街道の面影が残る柴崎(まちなみ八景)と周辺の寺社を中心にして、北新田(斜面林・田園八景)や並木地区の花の名所も納められています。
電力中央研究所南斜面で秋から初冬に咲く、珍しい子福桜(コブクザクラ)も紹介されています。天気の良い日に、マップを片手に散策することをお奨めします。

マップは、アビシルベや市内公共施設に置いてあります。

■あびバス景観散策MAP「船戸・台田ルート編」完成の記事へ
  "花と緑のまちづくり" 発行
我孫子市景観推進室は、2014年10月末に「我孫子市景観情報リーフレット第2号」を発行しました。(協力:我孫子市景観アドバイザー関基治氏)

流山市のオープンガーデンと、市内柴崎台、布佐平和台(まちなみ八景)のストリートガーデン(※)が紹介されています。当会が提唱している「ストリートガーデン」が市内各地で見られるようになって、我が意を得たりの感があります。

同号では、フェンス緑化の取り組みについて、ふさわしい植物、植え付けポイント、植え付け後の管理のノウハウも掲載されていて実践的です。
さらに「落ち葉で腐葉土づくり」もイラスト入りで解説されています。この冊子は、アビシルベや市内公共施設に置いてあります。

※ストリートガーデン:住宅街各戸の道に面したスペースを、花や緑で縁どった景観のことで、あたかも公園の散策路を歩いているような空間を演出している様をいう。各地で盛んな「オープンガーデン」のように庭に招き入れられなくても、道を歩きながら自由に景観を楽しめる利点がある。
編 集 後 記 
手賀大橋から見た2015年元旦6時54分の「初日の出」が、当会のホームページにアップされています。輝かしく美しい初日の出の撮影は、ホームページを担当されている森さんです。清々しい映像に勇気が湧きます。
 今年は、会長の年頭の挨拶にある「我孫子のいろいろ八景探し」の最終章の年、我孫子市は市制45周年、国全体として戦後70周年と意義ある節目の年です。
  すべての景観が人の手で破壊されない、平和で心豊かな日々でありますように。(濱田洋子)

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