シリーズ「まちの美化に取り組む人々」-30- つくし野「丘の道」の花壇 佐藤 雅英(会員) |
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●当初、国道6号と丘の道との交差点付近のグリーンベルト先端部分に、誰とも知らず草花が植えられておりました。 ●20年ほど前、つくし野中央自治会第2代会長の郷原さんが中心となり、自治会員有志と協働でサルビアの苗床をつくり、丁寧に小鉢に一本ずつ育て、その他の花も活用しながら花壇作りが始まりました。四季折々の花々を植え続け、また合わせて芝生部分の雑草取りを行ってきました。このためきれいな芝生の上には空き缶やペットボトルといったごみが捨てられることがなくなりました。 ●その後国道と反対側先端にも、つくし野の住民向けに花壇をつくり、今に至っておりますが、2か所あった花壇は国道6号上の歩道橋新設に伴う道路工事により1か所になっております。芝生部分の草刈りは自治会員有志により夏場は週1回、冬場でも月1回で行っており、年間延べ300人以上で600時間を超す作業を行っております。きれいな芝生の上にはクリスマスシーズンになると、樹木を利用したライトアップが、つくし野の新しい顔となっております。 |
●これからは、作業に参加する人々の高齢化に伴い、今までのような活動ができなくなることが悩みの種です。 ●尚、つくし野中央自治会では、近くのつくし野4号公園と周辺道路の清掃や花植え活動が、我孫子市に認められ、1988年に「第2回景観奨励賞」を受賞しました。 |
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●1月24日昼頃、私が買い物で国道356号に向かう途中、興陽寺手前で二十代前半の若いお母さんに「動物のこと何か知りませんか?」と声を掛けられました。若いお母さんはベビーカーに双子を乗せており、一歳くらいの双子が「アー!アー!」と叫んで小さい指先方向には体長30センチ程の動物が植木鉢の草木に横たわっていました。 ●その小動物は90%近く毛が抜け落ち、顕わに出ている皮膚は黒ずみ、腫れた突起は重い皮膚病兆候がところどころにあるのです。頭部は口先に向かってやせ細り、両耳の間に残っている僅かな毛は「狸」のようでした。その子狸の腹部の動きと頭部の苦しそうな息遣いは生きているのです。 ●その母子の「かわいそう!なんとかできないでしょうか?」の問いに私は「年齢を重ねると見て見ぬふりする自分がいるけど、そうあってはならないと気づかされた」と話しました。 |
●なすすべを模索・・・他の通行人、セブンイレブン、動物病院、千葉県自然保護課、等に走ったり電話したりしましたが、土曜日の為お休みが多く危篤状態の子狸をただ見つめるだけで時間は過ぎてしまいました。 ●小さな子供は、弱った姿や苦痛は自分の事のように心配しているのです。また若い母親は寒風の中で昼食の遅れている子供も心配の様子。 ●私は最後に我孫子市守衛室に電話し、「対処の連絡が携帯に来るから・・」と話し母子を帰宅させました。 ●危篤の小動物を発見してから、およそ二時間後「我孫子市手賀沼課○○です!今連絡ありました小動物を捕獲しました!」の明るい声は、私がトイレに行っていた時間と重なり二重の安堵感がありました。「さすが我孫子市!」「さすが手賀沼課!」感謝・感謝。 |
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