我孫子の景観を育てる会 景観あびこ_title 第71号 2016.1.16発行
編集・発行人 吉澤淳一
我孫子市つくし野6-3-7
明けまして おめでとうございます                           会長 吉澤 淳一   
  年頭にあたり、ご挨拶を申し上げます。
  本年は、当会にとって大きな飛躍の年になるでしょう。昨年は、我孫子市景観推進室と共に、3年掛けて手がけてきた「我孫子のいろいろ八景探し」が成就し、市民の皆さんが選定した8つのテーマごとの八景、全64景が決まりました。「我孫子のいろいろ八景見聞綴り」も3冊そろい踏みです。

  昨年はその64景を普及・定着すべく「我孫子のいろいろ八景歩き」事業を開始しました。この64景を11のコースに分けて、その内の4コースのガイド付き散策を開始しました。多くの市民が参加して、会の名前通り"景観を育てる"大きな一歩を記した画期的な年になったのでした。

  この事業の大きな特徴は、市とのコラボレーションのもと、全ての会員の積極的な取り組みによって推進してきたことです。エリアごとにチームを編成し、コース設定のための現地調査を積み重ね、コース決めからガイドマップ作成に至るすべての作業が、全会員によって進められてきました。本年はこの事業を軌道に載せる節目の年になります。

  "景観を育てる"のもう一本の柱が、「あびバス景観散策マップ」の発行です。当会の企画・編集により、昨年は「栄・泉・並木ルート編」と「新木ルート編」を発行しました。既に発行済みの「台田・船戸ルート編」と併せて、3ルートの完成を見ました。9月には、「我孫子のこれからフォーラム」のプログラムとして、会員のガイドによる市民参加の「あびバス景観散策会」を実施しました。共に、景観づくり市民団体として、我孫子市景観推進室との協働作業の成果です。
  こういう活動のベースになっているのが、各分科会の活動です。また、日立総合経営研修所庭園公開、市民観桜会、景観散歩等で培ってきた豊富な運営ノウハウ、ネットワークがあることは言うまでもありません。

  今春には「市民観桜会」があり、日立総合経営研修所庭園公開の再開を、市民の皆様と共に楽しみにしています。
主要な情報発信ツール「景観あびこ」は隔号のカラー化を実現し、活動の内容をよりビジュアルに紹介することができました。今後も充実を図ってまいります。

  昨年創設したシンクタンク「景観総合研究所」は、既に我孫子景観基礎研究の緒につき、本年は新たに屋外広告物の在り方の研究も始めます。基礎研究を積み重ねて、市の景観行政にも寄与していきます。

  姉妹会「三樹会」は、村山正八氏亡き後も故人のご遺志を継いで、"細く長い"活動を今後も続けていきます。

  こういう様々な活動が、我孫子市制45周年にあたり、我孫子市から「市政功労者顕彰」を受けたことは、永年の会員の活躍によるものであります。皆さんと共に喜びを分かち合いたいと思います。

  本年もまた、会員一人ひとりの積極的な参画が大切な年になります。多くの方々のご理解ご鞭撻をいただきながら、共に歩んでいきたいと願っております。
  どうぞよろしくお願いします。
「我孫子のいろいろ八景歩き」ガイドマップ 4コースが完成
新しい我孫子の景観スポット64景は、市内に広く散りばめられている。それを11のコースを仕立てて順次「我孫子のいろいろ八景歩き」ガイドマップを発行していくが、昨年の11月、12月にその第1弾を発行した。

「布佐・新木の三大緑地公園コース」「湖北台のまちなみと田園コース」「高野山台地の八景と古墳を巡るコース」「白樺派の散歩道と水辺のまちなみコース」の4コースで、各2000部の発行である。

ガイドマップは、A4サイズ4つ折りのコンパクト版で、広げるとカラフルでわかり易いマップが出てきて、ポイントの解説も親切で、誰でも楽しく八景歩きが出来るようになっている。

このガイドマップの作成は、会員の手によるものであるが、我孫子市景観推進室のPC技術協力をいただいた。

昨年実施したガイド付き散策会の参加者には既に配布していて、現在はアビシルベ、アビスタ、各行政センターでも配布している。また、■市のホームページからダウンロードできる。平成28年(2016年)度には、さらに4コースを発行する予定である。

 「我孫子のいろいろ八景歩き」のガイドマップ
  ■4コースの概要(景観あびこ70号)

2015.1.10(日)の読売新聞で紹介されました。(下段)
この報道の効果でガイドマップが飛ぶように捌け、早くも増し刷りの心配が発生しています。
次いで2015.1.20(水)の朝日新聞も報道。
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