ありがとう「2016手賀沼ウオーク」                        小谷 滋(会員)
待望の1月4日(日)の朝は3月並みの気温、快晴、無風、絶好のウォーキング日和となった。

手賀沼一周組は定刻8時にアビスタを出発。逆光の沼に黒く浮かぶ白鳥や鴨、オオバンたちに励まされ、東進する。この暖かさなのに霜を踏む。モズ[下の写真]が飛ぶ。左手に釣り池を2つ見送る。さっきはアヒルか鴨かでもめたが、釣り人が釣果をどうするか?では持ち帰るまい、で意見が合った。
滝下広場で小休止。Sさんは野良の肥猫を抱きしめて可愛いい、を連発、肥猫も甘え声でこたえる。優しい風景だ。9時20分、順調に曙橋着。沼南側に渡ると自転車も含め、人が多くなる。若者も目立つ。

やがて足がもつれ出し、汗も吹き出す頃、遠くに手賀大橋や、半周組さんが待つ道の駅が見えてくる。対岸の我孫子側の風物が陽光に映える。鳥博も間近に見える。

合流して後半行程に入る。このあたりは鷺類や川鵜が多い。突然、行く手を猛スピードで横ぎるカワセミ、青緑色の輝きに感動する。青空に鳶も舞う。

北柏を右折し我孫子側に入る。深くて高い船戸の森が遠のくとゴールのアビスタは近い。12時20分。全員が揃って安着。次いで我孫子駅南口へ歩き、中華店で賑やかなひと時を楽しみ、解散した。

今年も担当役員のご努力でこの催しが実現されたことに感謝。
講演レポート
  まち歩きが観光を変える! 〜ボランティア市民ガイドの勧め〜  藤田 泰男(会員)
平成27年12月28日(金)アビスタ・ホールにおいて、茶谷幸治氏による標記タイトルの講演会が、開催されました。(主催:あびこ市民活動ステーション、企画運営:あびこ市民活動ネットワーク、協力:当会他)

茶谷氏は、大手広告会社勤務の後、マーケティング&経営コンサルタントとして活躍され、そののち、長崎市主催のまちおこしイベント「長崎さるく博」のプロデューサーとして活躍、大成功をおさめました。

現在は、長崎さるく博をうけて、まち歩き=ツーリズムこそ地域が自らの力で地域を活性化させ、地域の将来を担いうる具体的な産業分野であるとして 大阪を拠点にツーリズム/観光プロデューサーとして活躍、全国で講演活動もされています。又、2012年に観光庁長官表彰を受賞されています。

紙面の関係で以下心に残った言葉を列挙します。
〇物見遊山や観光スポット歩きから、質の高いまち歩き=ツーリズムが今求められている。 ・全国でブームの理由
〇自分のまちの魅力のあらたな発見自慢を!「遠くからくる朋あり長崎を自慢たらたら歩かせており」
〇まち歩きとは ・ライブ感覚の回復 ・何処をどう歩いても良い ・自由の楽しさ ・つながりの嬉しさ 
・知的スポーツの喜び ・経済的で健康的
・まち歩き成功の要は「市民が燃えているか否かにあり」 ・まち歩きは交流を広め、深め、社会を変えるかもしれない
写真提供:島藤紘子さん(あびこ市民活動ネットワーク)
〇組織づくりについて ・皆で楽しむ ・多くの人が一寸ずつ得意なことをする ・多様なスタイルを認める ・ルールは最小に(ルールづくりから始めない)
・まずはやってみる(失敗はない) ・「まとめ役」の知識と情熱
感想:私も「我孫子の景観を育てる会」の会員として、研鑽をつみ、「我孫子のいろいろ八景歩き」等で「楽しかった!満足だ!」と思われるガイドを目指したいと思っております。

※参考文献:「『まち歩き』をしかける」「まち歩きが観光を変える」共に茶谷幸治著、学芸出版社、「宮崎辰雄対談集『あすの都市経営』」勁草書房
編 集 後 記
「我孫子のいろいろ八景歩き」が約半年間の準備期間を経て、11月から4コースが実施されました。12月には私の担当コースでガイドし、一般参加者にまち歩きを楽しんでいただきました。"会員全員参加"というコンセプトどおり沢山の会員が関わり、いいスタートが切れたと思います。また、その参加者に「景観あびこ」を持ち帰っていただいたので、これからもいろいろな方に読んでいただくことを考えながら、編集委員として関わっていきたいと思います。(鈴木洋子)

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