我孫子の景観を育てる会 景観あびこ_title 第77号 2017.1.21発行
編集・発行人 吉澤淳一
我孫子市つくし野6-3-7
明けまして おめでとうございます                           吉澤 淳一 (会長)    
年頭にあたり、ご挨拶を申し上げます。

  本年も新春手賀沼一周ウォーキングで力強い一歩を踏み出しました。皆様の活動が更に充実する年になるでしょう。

  昨年は「我孫子のいろいろ八景歩き」が2年目を迎え、佳境に入った年でした。新しい4コースのマップを完成させ、ガイド付き散策会を成功裡に導きました。27年に実施の4コースを再催行したところ、これも定員札止めの盛況でした。また、「布佐・新木の三大緑地公園コース」を巡る情景が、J:COM−TVで放送されたのは記憶に新しいところです。どれもが、エリア毎のチームメンバーによるコース調査の積み重ねと選定、マップへの反映、念入りなガイドの準備によるものでした。これらは、我孫子市景観推進室との綿密な協働作業によって成し遂げられたものです。行政と市民との協働の成果は、県の事業である「景観発見まち歩きワークショップ」として、我孫子市を舞台にして行われました。「高野山台地の八景と古墳を巡るコース」を代表にとり、各市町村等30名の参加者により実施されたワークショップは、官民協働の理解につながり大きな成果を上げました。

  本年は3年計画の最後の年として、新しいコースにチャレンジして有終の美を飾り、次の展開につなげていきましょう。

  「日立総合経営研修所庭園公開」を3年ぶりに再開しました。一昨年秋の新研修所の完成を待って、公開再開のお願いをしたところ、ご快諾をいただいたものでした。春(第23回)の公開は、構内の様々な変化に対応するためにプロジェクトチームを編成し、戸惑いながらも新しい試みを随所に取り入れ、万全を期しました。秋(第24回)は好天気に恵まれ、史上3番目になる2043人のご来場者をお迎えしました。スタッフの数は過去最高の60人に達し、皆さんのおかげで無事に実施することが出来ました。

  本年は更に安全・快適な庭園公開に向けて、皆さんの力を結集していきます。
  市民観桜会は、ここ2〜3年開花とのタイミングが合わず、昨年も開花直前という状況でしたが、それでも天候が良かったので1000人を超すお客様が足を運んでくれました。ゴルフをしない多くの人達にとって、花は今一歩でもコースの持つ非日常的なゆったりとした景観を楽しむ傾向が見てとれて、新しい発見でした。 
  本年は開催時期が未定ですが、満開に合うように願うものです。

  シンクタンク「景観総合研究所」は2年目に入り、「我孫子の景観基礎研究」の発表を開始しました。昨年は〈その〉として「杉村楚人冠の手賀沼ビジョンに関する考察」を本紙に連載しました。我孫子の景観に欠かせない手賀沼と楚人冠の関りが良くわかります。
  本年は〈その2〉として「2020年に向けた手賀沼の景観ビジョン」の連載(一部既報)が始まります。手賀沼をとり巻く関係自治体の諸施策について、どのような考察がなされるのか大いに期待しましょう。

  オオバン通り緑化プロジェクトは、その条件となる計画道路「手賀沼公園・久寺家線」の開通を見守っている状況ですが、市との勉強会も回を重ねて満を持しています。

  あびバス景観散策マップは、愈々最終章の根戸ルート・布施ルートの仕上げに掛かり、新年度明けの発行を目指しています。

  この他定例的な諸活動(景観散歩、歴史景観散策、他団体との連携・協働など)にも全員参加で臨みましょう。

  新しい試みにチャレンジすることも大切です。多くの方々のご理解ご鞭撻をいただきながら、共に歩んでいきたいと願っております。

  どうぞよろしくお願いします。
平成29年 新春手賀沼ウォーキング                  龍岡 慎一(会員)
快晴、無風、絶好のウォーキング日和の1月4日、一周組4人がアビスタ前に集合。副会長中塚さんの見送りで、元気に8時の予定時間より5分早くスタート。途中の滝下広場で水分補給し、順調に手賀沼フィッシングセンター、曙橋を通過。10時過ぎに「道の駅しょうなん」のレストラン前で半周組5人と合流し、新年の挨拶を交わし後半の行程へ。やがて北千葉導水ビジターセンターを通過し、北柏ふるさと公園で貴重なカワセミと遭遇し、同行の小谷さんがすかさず撮影。皆の行いが良いことを実感。

予定通り正午前にアビスタに到着し、駅前の懇親会場「新新飯店」に移動、新たに2人が合流し、新年の乾杯で楽しいひと時を過ごしました。
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