第24回 日立総合経営研修所庭園公開 報告                 吉澤 淳一(会長)
12月3日(土)、今春に続いて3年ぶりに秋の庭園公開を開催しました。本公開は、本館建て替え工事などで、秋は26年より休止していましたが、一昨年10月の本館完成に伴い再開しました。

当日は小春日和に恵まれた絶好のコンディションの中で、2043人ものご来場者をお迎え出来ました。これは庭園公開を始めてから3番目の記録です。市内4ヶ所の高齢者施設からは、約40人の方々が来場され、車いすなどで思い思いの秋を楽しんでいました。

来場者の約半数が市外からでした。以前は隣接の市町で30%程でしたが、最近はエリアの広がりが目立ちます。朝日新聞、千葉日報といった日刊紙、各地の地域情報紙誌に取り上げられたおかげです。

紅葉はギリギリこの日まで待っていてくれて、錦?の庭園を楽しんでいただきました。

青空に向かってそそり立つヒマラヤスギ群と、種々の研修記念樹に囲まれた明るい東庭園、自然林と小湿地、そして手賀沼の絶景(上の写真)に浸れる西庭園の景観を堪能されたことと思います。
来場者、小林睦男さんのスケッチ"紅葉の小径"

我孫子コカリナサークル"あびこ"の演奏は、庭園公開の歴史と共に歩み、今回も素晴らしい音色を奏で、お茶の接待、栞プレゼント(先着400名)、クロードグラスでの景観再発見(鏡の中の景観を楽しむ)、要所でのガイド等来場者サービスも充実してきました。アンケートの回収は50%を超えて、感謝と励ましの声を沢山いただきました。
食堂でのオリジナル「白樺派のカレー」提供は、春より50食増やし200食となりましたが、それでも人気に追い付かず、開園早々に完売でした。白樺派のカレー普及会が出店した「白樺派のカレー」レトルトのお土産も同様でした。

2年間の休止期間はありましたが、準備運営は市民が協力し、「企業・個人が維持する庭や緑地を、地域の資源として市民の皆さんと一緒に理解し支えて行こう」という趣旨が生かされ定着してまいりました。我孫子における貴重な景観資産であるこの庭園を、これからも市民の皆さんの手で守り慈しんでいきたいと思います。

素晴らしい庭園景観を公開していただきました(株)日立総合経営研修所、(株)日京クリエイトの皆様に深く感謝申し上げます。

ボランティアの皆様、我孫子コカリナサークル"あびこ"の皆様、資材貸与の我孫子市、我孫子市社会福祉協議会に厚くお礼申しあげます。

運営は(株)日立総合経営研修所、(株)日京クリエイト、当会会員、三樹会会員、庭園公開サポーター、ボランティアの60名で行いました。
早朝のスタッフミーティング

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