「我孫子のいろいろ八景歩き」 2017年(平成29年)度に設定した4コースを歩きました。
マンションストリートから森をぬけるつくし野コース 10月15日(日)              鈴木 浩(参加者)
本日は市主催、運営を「我孫子の景観を育てる会」が行っている「八景歩き」に参加しました。1週間前に申し込みましたが、残念ながら満員とのこと。キャンセル待ちにしていたら運よく3日前に参加OKの連絡が来ました。ラッキー!

でも当日はアンラッキーなことに雨で、参加者も定員割れの20 人ほどでした。最初は日立精機跡のマンションストリートです。平成12年頃から建設が始まったマンションも常磐線から見ることはあっても近くを歩くのは初めてです。小さな池や古墳があることも初めて知りました。

街並みを統一した「けやきの丘」の街並みを建築家の野口修さん(会員)に解説して頂きながら歩きました。また、市民が緑を残そうとしている「寺田の森」や「根戸森」などの存在を知れて嬉しかったです。おまけに参加費無料でお土産に「我孫子市の絵葉書」を戴き超ラッキーでした。関係者の皆様有難うございました。
つくし野5号公園、メタセコイアの並木
利根川と 布佐の里道を歩くコース    11月4日(土)            石井 義宣(参加者)          
以前から布佐はすごい町だと思っていました。さほど広い街でもないのに文化勲章の授章者が2人、しかも時期を前後してというのは驚きです。

柳田国男と並ぶもう一人の授章者、岡田武松博士の旧邸跡に建つ近隣センターふさの風からスタート。ガイド氏の歩行時の注意事項を聞き、利根川にかかる栄橋へ。「天気の良い日には富士山が見えます」という説明がありましたが富士は見えずじまい。かつて鮮魚(なま)街道の拠点として布佐を繁栄させた利根の流れを後にして愛宕八坂神社へと向かいます。「竹内神社の元宮でした」との説明を聞き勝蔵院へ。ここは布佐八景の一つ「西山の暁鍾」として有名だったようです。

平和台の町並を抜け布佐市民の森へ、ここでは野外美術展が開かれ、心が和むような作品もあり見ごたえ十分でした。

コースの最後に旧井上家住宅へ。享保の昔から干拓された広大な田を見て、水害に見舞われ乍ら新田開発を明治まで続けた農民たちの苦労を思い感無量でした。
旧井上家住宅での休憩風景

雨で順延、参加者半減にも関わらず、恐らくは何回も下見を重ね、順路や説明ポイントを考えたであろうガイドさん有難うございました。今日は本当に参加して良かったです。
ハケの道と坂道の 岡発戸こもれびコース  11月5日(日)         水野 満芳(参加者)
「今年開催の『我孫子のいろいろ八景歩き』は天候不順の影響で複数のコースが延期となりました」というガイドの方の開口一番の話に、私を含めた参加者の皆さんが頷いていました。幸いなことに今回は朝から気持ちよく晴れ上がり、まさに絶好のウォーキング日和となりました。

私は我孫子市に住んで17年になりますが、まったくの灯台下暗しで、八景歩きに参加するたびに「こんないい景観が市内にあったのか!」という驚きの連続です。

今回訪ねた景観の中で私の一番のお気に入りは、東我孫子駅から1kmほど南に進んだ台地より見下ろした手賀沼の眺望です。急坂をくだりながら(足もとにも注意!)眺める手賀沼はなかなかの絶景です。

この付近から厚みのある竹林(春のタケノコが美味しそうです)が長く続き、ハケの道に出てしばらく進むと二番目のお気に入りである滝不動(滝前不動尊)に着きます。5日前まで数日間にわたって降り続いた恵みの雨(?)のお陰で、龍の口から流れ落ちる落差2mほどの湧水が豊富で、少なからず見応えがありました。

ガイドの方の説明では、好天続きのときは滝が流れ落ちていないこともあるそうです。想わず心の中で「ラッキー!」と叫びました。
東我孫子でのガイド風景

このコースはタイトルにもあるとおり、大半が「こもれび」の道で、とくに「岡発戸市民の森」の中は、すべてがこもれびそのものです。しかしながら人目につきにくい森の中ですので、訪ねるときにはグループがお勧めです。

景観ごとにそれぞれ担当されたガイドの方々の説明や案内はとてもわかりやすく、お陰様で晩秋の半日を楽しむことができました。

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