| ●うらやす景観まちづくりフォーラム ご来訪の経緯 下記に掲載した原稿は、浦安市役所と景観まちづくりフォーラムの皆さまが、我孫子市を見学に訪れ、我孫子市と当会で対応したことに伴い、同フォーラムの大和副会長から寄稿いただいたものです。 「うらやす景観まちづくりフォーラム」は、浦安市の「景観まちづくり連続講座」および「景観資源リストづくり」に参加したメンバーを主体とする有志により、平成23年に発足した市民団体で、会員数は20名です。 活動内容は当会とほぼ同じで、その中に「他市の先進事例見学会」があります。 （当会も「景観散歩」と題して、他市の先進事例の見学会をたびたび実施しています。） このたびの見学先に、我孫子市および「我孫子の景観を育てる会」が選ばれたのは、ともに加入している、「千葉県認定景観づくり地域団体」として千葉県公園緑地課から推薦があったということです。 平成28年10月、我孫子市で実施された「景観まちづくりワークショップ」（千葉県公園緑地課主催）において、当会が「我孫子のいろいろ八景歩き」を題材として協力したことが評価されているようです。 |
先進事例「我孫子市の住宅地及び水辺の景観」見学会 見聞記うらやす景観まちづくりフォーラム 副会長 大和 稔
| ・日時：2017年11月11日（土）8：40〜17：00 ・参加者：合計30名 （一般参加者：21名 千葉県庁：1名 浦安市役所：3名 フォーラムメンバー：5名） ・ガイドをお願いした我孫子市の方々：11名 （我孫子の景観を育てる会：9名 我孫子市景観推進室小林室長、榎本室員） |
1．最初にけやきプラザの我孫子南近隣センターホールにて、育てる会の吉澤会長から今後の私達の活動に大変示唆に富む内容の、パワーポイント資料による下記の様な活動の概要のお話を頂きました。
【育てる会の生い立ち】
景観づくり市民講座を受講したメンバーにより、水辺の風景・里の風物・まちなみ景観の三位一体の我孫子市の景観を誇れるようにしようとの趣旨で2001年に発足させた。現在会員数約55名
【合言葉】
出来るひとが 出来ることを 出来るときに 楽しく！
【５つの活動】
1) 景観を知る活動（日立総合経営研修所庭園公開・我孫子ゴルフ倶楽部市民観桜会等）
2) 景観を学ぶ活動（まちなみ見学・歴史景観散策会・我孫子のいろいろ八景歩き等）
3) 景観を守り、育てる活動（旧村川別荘・三樹荘等）
4) 景観行政との協働活動（景観コンサート・景観シンポジウム等）
5) 広報・啓発活動（会報「景観あびこ」・ホームページによる情報発信等）
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（杉村楚人冠邸庭園、志賀直哉邸跡、ハケの所々に湧水
のある白樺派の小径、旧村川別荘）
�⊃紊隆枦庫昭爾�らの手賀沼などの市内眺望
�０貉�はレジャーランド候補地として検討された若松住宅地
�ぜ�然をできるだけ残し、景観に配慮した我孫子２丁目高層マンション群
�テ�立総合経営研修所周辺のまちなみ及び高野山桃山公園からの手賀沼眺望
��昭和５０年代初期に高さ制限、敷地の細分化禁止などの条件付きで分譲された布佐平和台のまちなみ
3．参加者の皆さんからは以下のような感想が寄せられ
ました。
| ・育てる会の皆さんがよく勉強して生き生きと話され、町に誇りをもっていることを強く感じた。 ・育てる会の皆さんの連携がとても良く、市役所との関係も良好であった。 ・自分たちの住む町の良い所を探して皆に見てもらおうという意気込み、我孫子を愛する気持ちが伝わってきた。 ・全国景観行政団体の中にあって、市民活動「我孫子の景観を育てる会」は模範的な例ではないでしょうか。その充実した活動や、組織の運営などにびっくりした。 ・白樺派の作家等の別荘地であった事など風光明媚な文化的香りがする土地柄を再認識できた。 ・変化に富んだ地形を生かし、地域の人達が愛情と熱意をもって景観を育ててきた長年の歴史を感じた。 ・水の館展望室からの風景、銀杏並木の黄葉が綺麗だった。 ・手賀沼が昔は海であったとの説明はとても興味深かった。 ・それぞれの八景、いずれも魅力的で素晴らしかった。 ・我孫子が一層好きになった。個人的にもまた来てみたい。 |
●上記の参加者の感想は私も全く同感であり、早くから周到なご準備をされ、当日は見事な連携によるガイドをして頂きました。吉澤会長をはじめとする育てる会の皆さん及び我孫子市の小林景観推進室長に敬意と感謝の気持ちで一杯です。
高野山桃山公園での記念撮影
