第26回 日立総合経営研修所 庭園公開 開催報告                         吉澤 淳一(会長)
12月2日(土)、快晴と紅葉に恵まれたコンディションの中で、1688人もの来場者をお迎えし実施しました。来場者数は、秋の公開としては平均的な人数でした。

来場者の約半数弱が市外からでした。以前は隣接の市町で30%程でしたが、昨秋の開催から市外からが半数近くになってきました。エリアの広がりは19の区市町に上ります。朝日新聞および「みんなの情報誌」などの地域情報紙誌に取り上げられたおかげです。

来場者は、青空に向かってそそり立つヒマラヤスギ群と、種々の研修記念樹に囲まれた明るい東庭園、自然林と小湿地、そして手賀沼の絶景を望む西庭園の景観を堪能されたことと思います。

日立総合経営研修所からは迫田雷蔵社長にお越しいただき、紅葉の下で星野市長、青木副市長とご歓談いただきました。
『我孫子コカリナサークル”あびこ”』の演奏は、庭園公開の歴史と共に歩み、今回も素晴らしい音色を奏で、お茶の接待、栞プレゼント(先着400名)、クロードグラスでの景観再発見(鏡の中の景観を楽しむ)、要所でのガイド等来場者サービスも充実してきました。

食堂でのオリジナルカレー「白樺派のカレー」200食は昼までに完売でした。食堂のキャパシティの関係から提供に限界があり、その代わりではないのですが白樺派のカレー普及会が出店した「白樺派のカレー」レトルトのお土産も完売でした。販売には川村学園女子大学の学生さんが協力してくれました。

この催しは、「準備運営は市民が協力し、企業・個人が維持する庭や緑地を、地域の資源として市民の皆さんと一緒に理解し支えて行こう」という趣旨が活かされて定着してまいりました。準備は関係先との調整を含めて2か月間をかけ、前日と当日早朝の設営も念入りに行いました。我孫子における貴重な景観資産であるこの庭園を、これからも市民の皆さんの手で守り慈しんで行きたいと思います。
もみじの小径

素晴らしい庭園景観を公開していただきました(株)日立総合経営研修所、(株)日京クリエイトの皆様に深く感謝申し上げます。

沢山のご来場者の皆様、ボランティアの皆様、『我孫子コカリナサークル”あびこ”』の皆様、資材貸与の我孫子市、我孫子市社会福祉協議会、我孫子市商工会に厚くお礼申しあげます。

運営は(株)日立総合経営研修所、(株)日京クリエイト、当会会員、三樹会会員、庭園公開サポーター、ボランティアの皆様の約45名で行いました。

ここ2〜3年、当会会員のスタッフ参加者が高齢化により減少し、全スタッフの半数程度の状況が続いています。この傾向は今後も変わらないものと思われ、何らかの対策を講じる必要に迫られていることを特記いたします。

我孫子のいろいろ八景歩き
        湖北台のまちなみと田園コース 12月12日(火)              
高橋 美恵子(参加者)
私たちは、総合型地域スポーツクラブ「布佐健康クラブ」です。普段はポールウォーキングで地域探索を楽しんでいますが、「我孫子のいろいろ八景歩き」を知り、また、ボランティアで会の方が案内してくださると聞き、ただ歩くだけでなく我孫子の歴史を知り、美しい景観を眺めながら楽しめると思い、今回のイベントを計画しました。12月12日(ワンツー・ワンツー)。どうぞ晴れますように!と心待ちにしていました。

待ちに待った当日は、雲ひとつない晴天に恵まれ、風もなくこの時期としては比較的暖かい最高のウォーキング日和となりました。参加者は13名。全員ポール持参での参加です。準備運動をして湖北台中央公園に向かいました。銀杏並木は落ち葉が敷き詰められ、柔らかい土の触感が心地良かった。団地のけやき通りの坂を過ぎると手賀沼の干拓地が広がります。昔は沼だったと江戸時代の版画を見せていただき感動。

そして谷津へ。懐かしい風景で昭和を思い出します。再び体操をしながら空を見上げると真っ青な空にまたも感動。澄んだ空気。また訪れたい場所です。それにしても我孫子ゴルフ倶楽部の広いこと!谷津の奥手に広がるゴルフ倶楽部はそのまま東我孫子に続いているらしい。全く位置関係がつかめないまま正泉寺〜帰路へと向かいました。程よくお腹を空かせて。
岡発戸都部の谷津での記念撮影

2時間のウォーキングを楽しく安全に導いてくださった6名の会のみなさん、ありがとうございました。隣の駅の街並みなのに知らないことばかり。地元を好きになるって素敵なことだと、会のみなさんの活動を通じて改めて感じました。

■もどる