市民観桜会あれこれ
平成15(2003)年に始まった市民観桜会は今回で15回目の節目を迎える。
そこで、駆け足でこの15年を振り返ってみよう。
始めたきっかけ
最初は桜目当てではなく、ここ我孫子ゴルフ倶楽部 の素晴らしさを市民の皆さんに見てもらおうという 趣旨で、恐々始めたものだった。この日は、まだ桜は 咲いていなかったが200人を超える来場者を見た。 さて、何故このような催しを始めたのか、当時発行のゴルフ雑誌「週刊パーゴルフ」のグラビアページの記事を紹介する。
こうして始まったものであるが、倶楽部の吉田支配人(当時)の「自慢の桜を毎年市民の皆さんに見てもらいたい」というご厚意で、翌年から「市民観桜会」として開催するようになった。
開花状況と天気の狭間で苦労
その後、毎年3月末から4月にかけての月曜日(休業日)に開催してきたが、一日だけの開催なので、開花と天気が上手くかみ合わないことも間々あった。 申し分のない満開を迎えたが雨で無念の中止が3回、“天気晴朗なれど花咲かず”が3回、それでも桜と天気がしっかりと握手したことが4回ほどあって、苦労が報われたことも。
人々はここに桜だけを求めて来るのではない
平成21(2009)年の開催は、青空が広がったが桜は一分咲き。それでも来場者は2千人を超える新記録(当時)であった。平成27(2015)年にも六分咲きなのに記録を更新する賑わいであった。人々がここに集うのは桜だけではなく、ゆったりとした緑のフェアウェイやそれを囲む松林、いろいろな樹木、タチツボスミレの群落、鶯の鳴き声やコカリナの音色、こうした空間全体を楽しむためであることがわかってきた。

今年の第15回開催が愈々4月9日に迫ってきた。我孫子ゴルフ倶楽部のご理解ご協力の下で、スタッフの皆さんと共に、沢山のご来場者をお迎えしたいものである。
(文責:吉澤淳一)
桜のライトアップ
我孫子市では、3月30日(金)〜4月15日(日)「水の館」前手賀沼遊歩道の桜のライトアップを行う。同期間中(日中も)市内の店舗が出店し、米舞亭では期間中の金・土・日の3日間、17:00〜20:30まで時間延長する。
我孫子市桜プロジェクト
我孫子市が寄付を募った桜の苗木は、平成28・29年の2年間で104本に達した。樹種は「染井吉野」を筆頭に「河津桜」「陽光桜」「御衣(ギョイコウ)桜」「一葉」「関山」「思川桜」など早咲きから遅咲きまで多種で、長い期間楽しめる。今年から楽しめそうである。場所は手賀沼遊歩道沿いと市内の主な公園である。当会及び会員個人が寄付した桜もお目見え。
桜八景マップ
「我孫子のいろいろ八景」の一つ「桜八景マップ」は、一昨年発行された。今年もシーズンを前に、アビシルベに用意している。花見のお供にどうぞ。

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