我孫子のいろいろ八景歩き
我孫子市主催散策会:本年度は、平成27年〜28年に実施したコースから4コースを選び、これまでに3コースを歩きました。募集人員は各20名です。
  「私の八景歩き」−2− 手賀沼遊歩道の八景物語                      柏倉 輝雄(会員)
今から26年前、手賀沼の花火を見に並木から近道を探し歩いて、三樹荘脇の暗い泥んこの急坂を降りて公園に出ました。その時の花火の美しさは今年も変わりません。その坂道が天神坂だったのです。今では自然石を配した美しい坂道に整備され、「坂道八景」に選ばれています。ボランティアでこの坂の清掃をしています。夏は涼しい坂道です。

私の好きな八景歩きは「手賀沼遊歩道」です。「広報あびこ」の市民伝言板で「手賀沼歩こう会」に入会しました。8年前の事です。毎週金曜日にアビスタから滝下広場まで往復6km コースを仲間とウォークしています。そのコースが「手賀沼遊歩道」です。今でも公園内のポプラの並木が印象に残っています。現在はメタセコイアの樹ですが以前と変わらぬ素晴らしい風景です。

4月中旬頃には八重咲の桜が春爛漫でした。花吹雪の下を通り抜け、ライトアップされた桜並木トンネルも感激しました。次に文学の広場「斎藤茂吉の歌碑」です。
「春の雲 かたよりゆきし昼つかた
        とほき真菰(まこも)に雁(がん)しづまりぬ」
が平成6年に建立されたそうです。
文学の広場に立つ斎藤茂吉の歌碑(筆者撮影)
3年前の5月に山形県上山市の斎藤茂吉記念館を訪ねました。掲載歌集名、歌の意味、作歌した場所をお聞きしました。歌の意味は「春の雲が一方に集まった昼ごろ、遠くに見えている真菰の生えている中に雁の群が下りて行って静かになったことよ」だそうです。また、茂吉の日記には、昭和8年3 月19日門人の二人と共に我孫子・柴崎沼、利根川あたりを散策し「雁の群がりて落つるを見る」と記しています。白樺派の文人とともにアララギ派の歌人たちも我孫子に深いつながりを持ったことを教わりました。   
“市民のチカラまつり2018”に参加  9月22日(土)・23日(日)
 今年はブースでの展示に加えて、初めて企画参加を試みた。
  展示では「成田線車窓八景特集!」と八景歩きと秋の日立庭園公開の告知。またスタンプラリー企画にも参加し、子供や若い親御さんと楽しい交流ができた。
  企画は、『居ながらにして八景歩き“えっ!会議室で八景歩き?”』として、4つのエリアのリーダーがスライドショーを使ったガイドをして概ね好評だった。
  次回は時間を上手に使ってエピソードを挟むなど、もっと工夫してみたい。(文責:鈴木 洋子)

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