オオバン通りに試験植樹"オオバン通り緑化推進プロジェクト"           飯田 俊二(会員)
3月26日午前、我孫子市景観推進室の職員の方により、オオバン通り(※1)を、街路樹により魅力ある街並みを創出するために、我孫子駅南口のトヨタレンタリース前の街路樹桝に、試験的に紅白のハナミズキ2本とウィルト二―7株の植樹が行なわれた。(※2) 当会からも、土おこし、雑草取り、植え込みなどお手伝い・見守りに中塚会長ほか6名の会員が参加した。天気も良く気持ちのいい時を過ごした。

ここに至るまでの道のりは長く、平成21年1月、の鳥「オオバン」にちなみオオバン通りと愛称する国道356号線を、人が歩き易く親しみのある街並みにするには「街路樹」による緑化は重要な条件の一つであり、緑化推進に力を注いでいきたいとして、当会から市へ「国道356号線の街路樹 植栽のお願い」を提出した。また、平成25年10月、当会のオオバン通り緑化推進プロジェクトチームから「オオバン通り緑化構想」を市に提出した。

<看板とハナミズキの赤(手前)と
白とウィルトニー>
<立会人:景観推進室職員と当会々員>

本案は「オオバン通り推進」と「整備中の手賀沼公園・久寺家線」を一体的に捉え、観光街路化する方法として街路の"緑化"を提案するものであり、"緑化"の方向性や、その整備手法をバーチャル画像で提示した。更に、平成26年2月の景観審議会では市の基本的考えが示され、緑化修景に当たって、街路樹については維持管理のしやすさを考慮して、中心拠点にふさわしい街路樹を選定し植栽する。街路樹の維持管理については千葉県と管理協定したうえで市が管理していくことが示された。こうした経過をたどり、市民のアンケートも実施し、推進への働き掛けを行っていただき、今回の試験植樹の時を迎えた。

会のオオバン通り緑化プロジェクトの中心的メンバーであった高野瀬恒吉さんは昨年末鬼籍に入られ、今回の植樹を見届けられなかったのは残念だが、今後会のメンバーで見守り、経過観察をしていきたいと思う。
(※1)オオバン通りは、国道356号(白山入口)〜県道船橋我孫子線(消防本部交差点)
(※2)アメリカハイビャクシン・ウィルトニーは、青緑色で地面を密に覆い、花壇へ枝が這うように放射状に伸びる。
まちの美化に取り組む人々-42-
         並木まちづくりの会 〜並木1号公園(通称大公園)・2号公園〜  
秋田 桂子(会員)
並木9丁目常磐線の線路脇に三角形の公園がある。並木地区の夏祭りが行われる公園だ。3月下旬、大きな桜の幹の下には色とりどりの春の花が咲いていた。この公園はどなたが管理しているのだろう?と公園の隣家の方が庭にいらしたので聞くと「この先の佐藤さんです」。そこで、そのお宅に行くと、これまた庭に奥様がいらした。「景観の会?瀧澤さん(元会員)と主人は職場で一緒でしたよ」との話に嬉しくなる。

会の概要を聞き、早速直近の活動日に伺う約束をし、4月4日(土)中塚さんと鈴木さんと3人で、戸屋眞一郎会長にお話を伺った。「平成12年から約10名で第1、第3土曜日に花壇や樹木の手入れをしています。亡き妻の勧めで公園の遊具作りから始めたのですよ。この公園が<市民手作り公園認定>の第1号です」と誇らしげにその看板を示してくれた。「2号公園も是非見ていってください」と仲間の皆さんも話に加わる。

その足で、少し離れた小ぶりの2号公園へ。ここもきれいに整備されていて、子どもが二人気持ちよさ気に遊んでいた。そこへ犬の散歩に来た女性が「布佐の八景歩きでお世話になりました!」と中塚さんに話しかけ、思いがけない場所での再会となった。「この先に妻子原で雑木林の手入れをしているのですが、そこに行ってみてください」と言われ、そこにも行くことにした。

‥テレビで、訪れた町でいろいろな人と出会い情報を得て、次々につながっていく人気番組がいくつもある。今回の"まちの美化"第42回、43回は、正に偶然がもたらした楽しい取材となった。「我孫子の景観にポツンと乾杯!?」
<戸屋さん(中央)とお仲間>

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