中塚 和枝(会員)
「緊急事態宣言」が発令され、制約の多い日々を送っている皆さんへ楽しい話をと<試験植樹したハナミズキ>のメールを配信した。その返信メールの中から、こぼれ話を少しだけお裾分け。

女性会員から「嬉しいお知らせありがとう。植樹の様子が良く分かり、お元気な皆さんの写真を嬉しく拝見。天国で高野瀬さんもお喜びでしょう!ここまで長くかかりましたね。皆様の地道な活動の成果ですね。」

 お願いしていた<桜>の写真が多数届く。皆さんに全部お見せしたい。

あけぼの公園のチューリップが3人から届いた。後日ニュースで3密防止のため、刈り取られたのを知った。花に罪はない。今までサークル活動で忙しかった日々が懐かしいと男性会員からマンション街のカルガモ。その後も近所に咲く花シリーズへと続く。つくし野川の鯉が跳ねていると珍しい写真。以前『景観あびこ』に北新田の中央学院大学のグランド横の川沿いの道を歩けば、春は激しい水音が聞こえる。コイの産卵だと書いてあった。"つくし野川の鯉のぼり"とは縁起がいい、と話が続く。

「みなさんの写真に癒され、小生目下、体調の充実と脳の充実に向け励み、和辻哲郎の『古寺巡礼』を読み直している。今日は天神山緑地公園に足を延ばす予定。日々ボケないよう努めている」。と男性会員から。

女性会員から「人混みを避けて手賀沼遊歩道を早朝散歩している。遊歩道にカフェが欲しい」とお便り。スマホで花の名前の検索方法がわかり、散歩の楽しみが増えた。めばえ幼稚園、手賀沼遊歩道の八重桜の名前で6人のキャッチボール。これがメールの醍醐味。

情報<替え歌>妙に納得。<コロナ詐欺注意報>詐欺の種は尽きない。ご用心、ご用心。

さて予想通りというべきか、「緊急事態宣言」が5月末まで延長になった。

"まち活マガジン"に当会が紹介されました!
市民活動ステーションが発行している、月刊"まち活マガジン"の3月号に、当会の活動が紹介され、吉澤淳一前会長と中塚和枝会長、飯田副会長のインタビュー記事が掲載された。
■市民活動ステーションのホームページをご覧ください。


 < 訃  報 > 編 集 後 記
令和 2年3月27日、会員 濱野さと子さんがご逝去されました。享年72。
教職を退職後、いろいろ検討された結果、当会を選んで入会したとお聞きしていた通り、お元気に積極的に活動してこられ、「庭園公開」「市民観桜会」の入り口の看板、「楚人冠のメッセージ」の表紙の題字など、素晴らしい字を書いてくださいました。これから更にご活躍いただけるものと思っていましたのでとても残念です。
ここに謹んでご冥福をお祈りいたします。
(会長 中塚和枝)
新型コロナウイルスの感染拡大による行動・経済・文化の制限で、市民活動も中止・無期延期を強いられてしまった。先が見えないという不安が募り、当会は定例会の中止、定期総会は書面議決。編集会議も一度も開けなかった。
しかし、こんな時期だからこそ「景観あびこ」を読んでいただこうと、メールのやり取りだけで何とか発行にこぎつけた。印刷所も無いため初めてインターネットプリントを利用してみた。この"試練"は絶対に無駄にせず、今後の活動に生かせるようにしたいと思う。それでもやっぱり、"普通に"集まってわいわいと議論し笑い雑談しランチもして、という楽しみが、今は早く元に戻ることを切に願うのみである。それまでたっぷり充電しておこうと思う。
(編集長:鈴木洋子)

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