《 第20回 定期総会 》  ― 書面議決で行われました ―
  新型コロナウイルス感染防止の「緊急事態宣言」が発令されたため、本年度は総会開催が困難となり、書面議決での対応となりました。総会資料は正会員39名に送付し、35名から書面表決書が届き、全員がすべての議案に賛成でした。
  よって、令和元年度活動報告、決算報告、監査報告、令和2年度活動計画、並びに予算が承認されました。
                   『さわやかな環境づくり賞』を受賞!
  5月18日、市長より賞状と記念の盾をいただきました。J:COM主催の美化活動"CLEAN UP OUR TOWN"に毎年参加し、会報紙では、まちの美化活動を取材・掲載する啓発活動を行っていることが評価されました。広報あびこ6/16号に、この受賞が掲載されました。

<賞状と盾>                        <市長(中央)と会長・副会長>
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  秋田 桂子(会員)
会員の濱野さんが3月に亡くなられたとの訃報に接して、驚きと悲しみで胸がいっぱいになりました。濱野さんを初めて知ったのは、入会間もなかった観桜会の日でした。<シデコブシ>の名前も咲いている場所も知らないと言った私に「教えてあげるよ」と先に立って歩きだしました。「もう集合時間が間近なのに‥」と躊躇する私を振り向きもせずに。その健脚ぶりに追いつこうと必死に小走りでついて行き、その木を知ることが出来ました。彼女のやさしさとたくましさを知った日でもありました。

毎回の観桜会や庭園公開の準備運動として、ラジオ体操を正しく模範を示し、会員の安全に配慮してくれましたね。
  「月下美人」をたくさん育てていて、花の咲く夕刻にご自宅に招いてくれたこともありました。

昨年9月に「おでかけ倶楽部」で御茶ノ水・秋葉原散策をした時には、湯島聖堂に櫂の木があることを教えてくれ、みんなで探し、その見事な大木に感嘆しました。櫂の木は枝や葉が整然としているので、書道で言う「楷書」の語源ともなったと言われる名木とか。
教員在職中は、たくさんの"若い芽"を育て、中でも我孫子出身のソプラノ歌手・塚本江里子さんは、当会とも親交があり、よく知られた師弟関係でした。退職後は、市内小学校・中学校の環境美化に関わる仕事や書道の指導を続けていらっしゃいました。本当にたくさんの"若い芽"を育てられました。その"若い芽"が今、我孫子の花や木となっています。

濱野さと子さんは、櫂の木のごとく真っ直ぐに生きて、本当の意味でたくさんの景観を育てた人だったと思います。
心からお礼を申し上げます。
ありがとうございました。
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<訂正とお詫び>
97号の5ページ「嘉納治五郎先生 手賀沼に向かって何を想う」の文中で、IOCの会長は、"クーベルタン"でした。訂正してお詫びいたします。(このサイトは訂正済です)
編 集 後 記
  今号の景観あびこでは、"まちなみ"についての冨樫道廣さんのレポート、吉澤淳一さんの回顧録「我孫子の坂道研究」、瀧澤正一さんの三樹会報告中心にまとめました。良いまちなみ、風景はそこに住む人々の歴史の中でできたものとあり、勉強させていただきました。当会の活動も新型コロナ感染対策で2月後半から自粛モードに入り4か月経過し、我孫子市では感染者数も比較的少ないようです。まだまだ気を許す訳にはいきませんが、気分転換し坂道はじめ我孫子の八景を巡り、街並み、景観を探求してみてはどうでしょうか。(飯田俊二)

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