レポートアイコン ハケの道の修景
東日本大震災による布佐・都地区や市内各所の道路の補修で、市の道路課は八面六臂の大活躍で頼もしいことです。その道路課が、大震災前に次のような仕事をしていました。
(取材は大震災の直前に行いましたが、掲載を控えていました。新年度に入ったことでもあり、紹介します。)
最近、緑の天神坂の手前から白樺派文学館の先(第1小学校に上がる坂の分岐点)に至る「ハケの道」の所々で、路面が煉瓦風のブロックで、石畳のようにお化粧されているのを目にした。これまでは、市の花「つつじ」市の鳥「オオバン」や埴輪の絵などがデザインされた30センチ四方のタイルはめこみ込みがあっが、あまり目立つ存在ではなかった。今回これはそのまま残して、前述のブロック敷きが施されたものである。
市の道路課に取材すると、これはインターロッキングブロック舗装という工法で、「手賀沼文化拠点整備計画」に基づく散策路の整備の一環であるとのこと。予算の関係で路面の全てをブロック敷きにしてはいなかったが、景観、歴史文化の要所や分岐点に、そこを歩く人に優しい雰囲気が醸し出されている。色は明るいグレー、濃いグレー、その中間の3色の落ち着いた配色で、そこに来ると思わず歩みがゆったりとして、車も気のせいかスピードダウンしたように感じる。
写真・ハケの道 写真・ハケの道
・手賀沼ふれあいラインからハケの道に入る. ・天神坂に向かう
来年度は、富枡旅館前から県道まで伸ばす予定と聞いている。
手賀沼文化拠点整備計画は、平成18年8月から19年3月にかけて検討委員会が組織され、当会も委員として参画して成案を見たものである。実行計画は、平成21年度から25年度の5年を前期、26年度から30年度の5年を後期として進めている。
今後、ハケの道の西側部分や他の散策路についても、上記の舗装が実施されるとのことで、期待したい。
尚、「手賀沼文化拠点整備計画」(平成19年7月完成)については、市役所1階の行政情報資料室で閲覧できる。
(吉澤淳一)
写真・ハケの道 写真・ハケの道
・楚人冠公園へ向かう ・白樺文学館から志賀直哉邸跡へ
写真・ハケの道
・タイルの埋め込みは残してある
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