古利根沼
古利根沼は、成田線湖北駅の北1.2kmにある、三日月型をした、面積22haの沼です。
明治時代の末期、利根川による水害をなくすために、大きく蛇行していた部分を改修する工事を行った結果、 利根川の本流から取り残されてできた沼です。
沼の南東側には、うっそうとした斜面林が1kmにわたって続き、開発の手が入らない自然が、 そのまま残っています。
航空写真を見ると、古利根沼は大きく蛇行していた利根川だったことが、よく分かります。
沼の北側にある小堀地区は、茨城県であったため、新しい利根川の流れができたあとも、茨城県の飛び地として残りました。 現在でも、取手市では小堀地区の住民用に、無料の渡し舟を運行しています。
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