我孫子市東我孫子1-41-33
●選定理由
「こもれび」は、既存樹木や地形を最大限残し、活かすことを前提に計画されました。このことが緑豊かな周辺環境との連続性を保ち、 既存景観によく溶け込んだ施設を生み出しました。内・外壁、デッキなどに木材を多用した建物デザインも魅力的です。
●建設にあたっては、本格的に住民参加を取り入れ、十数回を数える市民ワークショップを行いながら計画案をつくってきました。 このように多くの住民が大変熱心に参加されたこと、また参加された方々により組織されたまちづくり協議会が現在なお管理運営の主体として一生懸命関わっていることも高く評価されました。
■地図
我孫子市中峠／茂呂敏子さん宅
■地図
道路きわの庭全体に野草を植え、道行く人に季節の彩りを伝えるともに、籠や壷、水車などの古道具を配することで、懐かしい生活の面影を思い起こさせてくれます。
塀や垣を設けず道と一体化した庭を介して、近代的な住宅地にいささかの野生と昭和期の我孫子の風情を提供してくださった緑化の努力が高く評価されました。
（景観奨励賞）
※景観賞と景観住宅賞は、該当なし
湖北台７号公園は、公園の南半分を占める巨樹群と数多くの宿根草を主体とした花壇で構成されています。
この公園の維持管理は、市の「市民手づくり公園事業」として、湖北台９丁目自治会「花と緑の会」が行っており、住民の方たちが自主的にまた積極的に活動をしてくださっていることが高く評価されました。
（趣旨）
我孫子市景観賞10周年を記念し、過去に景観賞候補となり受賞することのなかった候補について改めて見直し、10周年の記念にふさわしい候補に特別賞を授与するものです。
選定理由
榎本武一邸は、布佐のまちがまだ河岸として賑わっていた頃のたたずまいを今に残す、歴史的・文化的価値の高い優れた民家です。
この榎本邸の緑は「まちの大きな緑」として、まちに住む人、みちゆく人に涼やかな空気、たおやかな時間の流れを感じさせてくれます。この優れたたたずまいを、後世に残して欲しいという切なる願いを込めて、景観特別賞が贈られました。
選定理由
手賀大橋は、全長４１５メートル、幅員２４メートルのアーチ橋で、土木建造物としては数少ない周辺環境との調和に成功した建造物です。手賀沼に鳥が多種多数生息すること、我孫子市が鳥をテーマに景観づくりを行っていることを考慮し、アーチには「水のはばたき」をデザイン、夜間のライトアップも鳥にやさしい明るさにおさえられています。また、橋脚も石積み風に仕上げることで、落ち着いた雰囲気を醸し出しています。