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千葉テレビも然りである。J:COMテレビといえば、一昨年(2019年)の2月、「東関東人図鑑」というナイツの塙さんが司会の30分番組に当会が取り上げられ、指名で私が出演した(下の写真右)。塙さんと出演者の対談形式で、これは今でもユーチューブで観ることができる。塙さんは我孫子市の「ふるさと大使」である。
J:COM TV 東関東人図鑑 (テレビ画面より)

コミュニティペーパーの数は実に多く、それぞれ地域社会に根差した情報発信を行っている。東葛地区広域から市・町の単位までエリアは様々だが、他市町からも取材が入り掲載されることが多い。アンケートを見ると、県内各地や、近隣都県からの来訪があるのはこのためで、ありがたいことである。

座していてもメディアは取り上げてくれない。時宜を得た情報発信が大切であり、この20年間催事ごとのニュースレターの発行は欠かしたことがない。リストを作り動向をウオッチしていつも最新の送り先を用意しておく。ここに一つの例を挙げる。

朝日新聞に折り込まれる「定年時代」というタブロイド判の新聞がある。ある時鈴木副会長が、その新聞の何かの掲載記事を会員に知らせてくれたことがあった。以来東京の発行元にニュースレターを送り続けていたら、いつしか催事の告知を載せてくれるようになった。こうして面を広げていったのである。5W1H(最近では、How MuchのHを入れて2Hも)を簡潔にまとめて、写真と共にすべてのメディアに漏れなく情報を提供する。肝心なのは掲載が無くてもあきらめずに発信し続けることである。その内に埋め草原稿にでも使ってもらえれば良いのである。

何故メディアは、私たちの活動を取り上げてくれるのか。最初の頃はよくわからないままに喜んでいたものだった。各社の記者さんたちとのコミュニケーションが増していくに従って、いろいろな事が解ってきた。日立庭園公開や市民観桜会は、当初は、市民グループが民間会社のスペースを使ってユニークな取り組みをしていることに注目したという。 

 やがてその催しが継続していること、来場者が増え、その来場者は我孫子市の枠を超えて市外各地から来るようになってきたことにさらに関心が移って来たらしい。継続は力なりである。市民観桜会の会場で、ある新聞社の取材を受けたあと、会の紹介を含めて1ページの特集記事が載ったこともあった。三樹会の活動もそうである。我孫子の歴史ある場所での清掃活動に加えて、村山正八先生のネームバリューが加わって、各紙が取り上げてくれた。ありがたいことである。
市民観桜会会場で (2009.4.25 朝日新聞)
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【広報あびこ】
私たちの活動を語る時、「広報あびこ」の存在は欠かせない。「日立庭園公開」「市民観桜会」は市民の関心が高く、毎回多くの来場者を迎えてきたが、来場者アンケートの「何を見てきましたか」では、「広報あびこを見て」が常にダントツの1位である。市との協働の景観シンポジウムや景観コンサート、八景探し・八景歩きなどにおいても、その注目率はいつも高いものがあった。我孫子市の景観推進室、広報室、我孫子の魅力発信室の理解と協力の賜物である。

【最強のPR】
私たちの活動はこうして市民の皆さんの中に認知され理解されて行くのであるが、なんといっても最強のメディアは会員自身である。会員の皆さんが活き活きと活動しているその姿が会のPRそのものである。催事現場での会員の立ち居振る舞い、おもてなしの発露、それらが参加者の心をとらえている。大きな催事が終わると必ず入会してくれる方々が現れる、それが何よりの証左である。この良き伝統は今後も続けていただきたい。
  
第18回 市民観桜会 開催レポート 3月29日(月)我孫子ゴルフ倶楽部  中塚 和枝(会長)
今年の市民観桜会はコロナ禍にもかかわらず、我孫子ゴルフ倶楽部様のご厚意で開催することができました。

当日は夜半の大雨も上がり、快晴、気温24度。ソメイヨシノは数年ぶりに開催日の満開となりました。青々とした松林の中にはタチツボスミレの群生、シデコブシも桜と競うように満開、ノムラモミジは赤く、コカリナの音色が響く広いフェアウエイを、1500名近くの市民の皆さんはゆったりと散策され、コロナ禍でのひと時の安らぎになったのではと思います。

今回も我孫子ゴルフ倶楽部の富田前理事長、小川理事長、久米常務理事、有賀支配人と、解説でおなじみの戸張捷さんがお見えになり、星野市長、青木副市長と歓談されながら会場を巡られ、その様子が、J:COM TVのニュースで放映されました。

事前準備を千葉県コロナ対策本部と相談を重ね進めていた矢先、2度目の緊急事態宣言が更に延長となり、解除の時期や天候などで開催が危ぶまれましたが、おかげさまで、コロナ対策を万全にし、来場者の皆様のご協力もあって、スムーズに開催、運営することができました。

当日、我孫子ゴルフ倶楽部様が、大雨でぬかるんだ通路に松葉を厚く敷き詰め、受付入り口付近には10数枚の板を並べてくださいました。機材の貸与や搬入など我孫子市にも協力と後援をいただきました。

運営は、我孫子の景観を育てる会、三樹会、庭園公開スタッフ、公募ボランティアの皆さんの35名で行いました。コカリナ演奏は我孫子コカリナサークル"あびこ"の皆さん。シルバー人材センターの方々、多くの方々に支えられて無事に開催できましたことを深く感謝いたします。

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