教育委員会より「我孫子市文化財保存活用地域計画」を聞く        11月26日(金)
我孫子市郷土資料センターをつくる会(我孫子市史研究センター、我孫子の文化を守る会、あびこガイドクラブ、ふるさと我孫子ガイドの会、当会の5団体)の主催で、教育委員会文化・スポーツ課より、昨年文化庁より認定された表題の話を、各団体6名ずつ参加して聞いた。講師は、教育委員会の学芸員 今野さんで、次のような話だった。

<昭和24年「文化財保護法」が制定され、平成30年から「文化財の活用」も法制化された。我孫子市は保存の点では収蔵や保管のスペースがなく、民間、個人の手にゆだねられている。防災、防犯にも問題がある。活用の点では常設展示施設がない。『あびこ遺産』への認知度が低い。市民ボランティアなどの活用が必要。庁内他部署、他自治体との連携、情報発信など問題点がある。>
最後に質疑応答があった。文化財の指定件数が少ない。せっかく文化庁の認定を受け、きっかけができたのだから、もっと市民に認知してもらうためにも、草の根のように何度か場所を変えて説いて歩く位の情熱があってもいいと思う。

予算の関係もありハード面では時間がかかるが、ソフト面では、我孫子市は即対応できる人材が豊富な市だと思う。
               (文責:中塚)

旅先の1枚 -24-    京都らしい風景・・・東山の花手水と 嵐山のコンビニ
                                 中塚 和枝 (会員)
昨年の秋、緊急事態宣言の合間を縫って、娘と孫の女3代で京都へ行ってきました。

人通りは少なく、静かな京都を満喫していたところ、東福寺塔頭の毘沙門堂勝林寺の手水鉢が花で飾られ、とても可愛くて思わず写真を撮りました。(写真左)

また嵐山では、一般の家の様な交番と、その隣の町家風コンビニが、通り過ぎそうなくらい京都の町に溶け込んでいました。(写真右)
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編 集 後 記
  今回の景観あびこも、コロナ下での可能な活動報告を中心に掲載しました。冨樫さんのレポート「景観の本棚」も9回目を迎え、高齢もいとわず精力的に書いていただいています。よくこれほど頭脳が働くものかと感心しています。昔、学生の頃、先輩から物を書けないのは哲学がないからだ、と言われたことを思い出します。
  コロナとの付き合いで2年が過ぎました。厳しい1年の始まりですが、気を引き締めて通常の生活が迎えられることを祈念します。
  ある僧侶の言葉に「今日は残りの人生の最初の日」とあります。有意義に過ごしたいものです。(飯田俊二)

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