依頼された八景歩き   手賀沼側のハケの道散策 3月18日(金)  大久保 慎吾(会員)
熟年備学の卒業生グループの参加メンバー13名、スタッフ3名(ガイド:奥山、サポート:川上、大久保)。

昨日までのポカポカ陽気から一変、真冬に戻った寒さ。気温は8℃で今にも雨が降りそうな曇り空の中、アビスタ前に9時30分集合。簡単な本日のコース案内をした後出発。

天神坂、嘉納治五郎別荘跡の天神山緑地で治五郎の銅像や記念植樹の説明後、集合写真を撮った。

その後、楚人冠公園で珍しい陶製碑を見て、白馬城と名付けて手賀沼の自然を愛した杉村楚人冠の邸園に入り、庭を見学後、白樺文学館の前から志賀直哉邸跡まで白樺の小径(ハケの道八景)を歩いた。(右の写真)

志賀直哉邸跡の書斎はクラウドファンディングで寄付を募り、内装や屋根の修復を終えるも平日のため中は見られず残念だった。最後は旧村川別荘、子之神大黒天、寄進坂と進んだが、ダンプが停車していたため説明のみになった11時15分コース案内を終えた。

 依頼八景 我孫子ハケの道
第19回 桜吹雪の舞台 〜つくし野・久寺家・並木〜 4月6日(水) 奥山 久美子(会員)
春の暖かさを感じる4月6日(水)9:30大久保リーダーでの我孫子駅北側のコースは、八景歩き調査時の懐かしいコースです。

電力中央研究所の東側の桜
我孫子駅北口のふれあい広場をスタートし、国道6号にかかる歩道橋からは青空に映えたマンション街や寺田の森・根戸森が見え、久しぶりに360度のビュースポット。

つくし野の住宅街を抜けて鷲神社へ。境内には、社殿を囲むように多くの祠が立っています。各祠には絵馬のようなもの?なのでしょうか。細長に割った竹の先端を輪にして持ち手のある形状の物が!輪の部分に張り付けた白紙には「交通安全」等の文字。初めて目にする光景で地域独特の神々と人々との関わりを感じました。

その先の中央学院大学の敷地に沿う小川には花筏が流れ、森家の豪壮な石積み庭園は春を感じる景観。賽蔵寺を抜けての久寺家城跡や我孫子城跡あたりでは、当時の武士(もののふ)の姿を想像し、城下(しろした:旧字名)の並木小学校の桜吹雪は、その想いを盛り上げてくれました。

メインの電力中央研究所の桜は見事な満開(写真)。敷地一周は初めてでしたが、さすが「桜八景」の一景。参加者8人の役者にとって、桜の大舞台コースとなりました。
第20回   『流山本町 江戸回廊を巡る』     5月11日(水)
私が流山電鉄に乗りたくて流山に決めたのですが、好天に恵まれ、参加者は21名で、今迄で一番多くなりました。また、今回は景観推進室から2人の参加があり、お楽しみの中にも意味のあるおでかけ倶楽部になったように思いました。初めての訪問の方も多かったようです。

流山駅を出発。最初に市立博物館を見学。元葛飾郡の県庁の建物で、コンパクトながらわかりやすい展示で、ガイドもしていただき、興味深く見学できました。そこから、水運で栄えた古いまちなみが残り、"切り絵行灯"が町角にある道をのんびり歩きました。古民家のレストランが、近々おおたかの森に移転するということが残念でした。浅間神社の富士塚では、果敢にも?5人が登頂に成功し、無事に下山し、その後、新選組の陣屋跡のある酒造店にも寄りました。

みりん工場を横に見て土手に上がると、静かな江戸川を望むことができ、みなさん暫し遠くを眺め、最後に一茶双樹記念館に立ち寄り、屋敷の縁側で、青モミジと枯山水の庭を見ながらゆっくりと休憩しました(右の写真)。

そこからは都合に合わせてそれぞれに分かれ、平和台駅から帰路につきました。所々に気遣いのある良い町だと思いました。(幹事:鈴木洋子)
流山電鉄 あかぎ 
一茶双樹記念館
三樹会だより   瀧澤 正一(三樹会会員)
三樹会活動も発足から18年目を迎えました。
  直近令和2年からの2年間は、新型コロナウィルスの全国的な感染拡大の影響を受け、活動の休止、縮小を繰り返してきました。発足時から年間40回、参加人員延べ300〜350人を超える活動も、この2年間は回数、人員ともに30%程度にまで縮小せざるを得ませんでした。特に令和3年度は、年間回数7回・参加人員90人と激減しました。

令和4年を迎え、県・市に発令されていた「まん延防止等重点措置」も3/21に解除されたのを受け、4/19久々に再開し11名の参加を得て実施しました。「三樹荘」が誕生して約一世紀(110年)が経ちました。一帯の風景が今日あるのは、自然に寄り添いながら暮らしてきた人々と人が愛した風景や、人々の交流の場を大切にして来たためと思われます。「三樹会」も 生活・文化に影響を及ぼす自然環境を、そこに住む人々と守り・育て、三樹荘一帯が我孫子の風土の一つとなるように活動を続けたいと思います。

              三樹荘の邸内

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