日本的景観の代表は松の木        高橋 哲生(会員) 
●松の木は風情があっていいものですが、マツクイムシの被害にあって、今は、我孫子では日立研修所(*)の庭園ぐらいしか、まとまった松の木は見られません。

●先年市民プラザホールで開催された、最近その魅力が見直されてきた川瀬巴水の展覧会に、当会でも多くの協力をしましたが、巴水の作品でも松を主役にした傑作が多くあります。

●この近辺では、ひたちなか市の海浜公園が松の名所で有名ですが、湊の日和山にある水戸光圀が造営した迎賓施設「い賓閣」がある"湊御殿址の湊公園"の、明石から取り寄せて植えた松が見事な枝ぶりで素晴らしいです。御殿は消失してありませんが、当時の松が12本、見事な景観を作っています。丁度ひたちなか漁港の裏の高台にあります。(右写真)

●魚市場で新鮮な魚介類も食べられますし、お薦めのスポットです。
*�蠧�立アカデミー我孫子キャンパス
(毎年当会で庭園公開をしている)
改めての景観散歩        伊藤 紀久子(会員)
●先頃「生誕100年ドナルド・キーン展 日本文化へのひとすじの道」開催の案内をいただき7月3日県立神奈川近代文学館を訪ねた。

● 日本文化の魅力を世界へ、そして日本の人々へ伝えたドナルド・キーン氏の文学、オペラや旅、日本の人々と日本文化を愛した情熱的な生涯が隈なく紹介されていた。ご養子のキーン・誠己氏にもお会いし会場を後にした。

● 県立神奈川近代文学館は、港の見える丘公園の一角にあり、広い公園には、アガパンサス、夏咲きの薔薇、未央柳等様々な花が咲いていた。

● この公園は、2011年(平成23年)10月31日、第14回景観散歩「横浜の山手西洋館とジェラール水屋敷めぐり」で訪れ、記念写真を撮ったこと等懐かしく思い出された。

● 港が見えるベンチに腰を下ろし遥かベイブリッジを眺め、この様に「景観散歩」で各地を巡った事などいろいろ思い出した。その時担当された方々のご苦労に今更ながら感謝したい気持ちになった。

景観散歩で訪れた港の見える丘公園 

● 公園の一画には今を盛りとひまわりが咲き揃い、平和を祈念して帰途に着いた。
旅先の1枚  -30-        隠岐の8月の風景 二景    大久保 慎吾(会員)
隠岐の通天橋

●隠岐の西ノ島は、島根半島から約65km離れた場所にある隠岐諸島のうちのひとつで、大山隠岐国立公園に指定され、特別保護地区となっていて、豊かな自然が残るエリアとして世界ジオパーク認定を受けている。

●太古の火山活動での後、地殻変動や気候変動の影響で海没したり大陸と本土と陸続きになったりして、1万年前に現在のような離島になった。大地が浸食により削られたために、その地層がはっきりとわかり地球の営みが分かる場所が、隠岐の国賀海岸にある通天橋である。
お盆の伝統行事のシャーラ船

●隠岐の島でお盆行事のシャーラ船(精霊船)の船送りを見物に船越地区へ出かける。お盆に迎えた先祖の霊を集落総出で船に乗せて西方浄土へ送る行事(シャーラ船)で、100年以上続く隠岐の伝統行事である。

●シャーラ船とは精霊流しの船で、精霊船がなまってシャーラ船となったと言われていて、骨組みは竹や木、船体にはワラが使われ、帆には色紙で作られた無数の盆旗が結び付けられている。全国的にも珍しいお盆の行事の一つだが、水田を作る農業に従事する村人の減少や船を作る技術も、高齢化で年々難しくなっている。

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