我孫子コカリナサークル"あびこ"         鈴木 鈴子(サークル代表)
我孫子の景観を育てる会様との出会いは、かれこれ20年ほどになります。日立研修所庭園で演奏をさせてほしいとお願いに行き、それが始まりでした。

当時はサークルを起ち上げる前だったので、仲間2、3人での演奏でした。日立庭園の秋は、美しい紅葉、そして春は若葉を愛でながらコカリナ演奏でお客様をお出迎え。


その後、観桜会会場でも演奏をさせていただくようになりました。開催日に向けて桜の満開を願いながら演奏の準備を始めます。子ども向け、季節感のある曲、おなじみの曲等々を選曲します。当日は、強風、寒さ、暑さ、桜が蕾だったり、散った後だったりと中々思うようになりませんが、お客様からリクエストを頂いたり、小さなお子さんに楽しい選曲をしたりと、バタバタしながらお客様の笑顔や会場を満喫されているご様子を見て、5時間以上の長丁場も充実感に変わります。また、会場整備等の準備をして下さっている我孫子の景観を育てる会の皆様のご苦労に感謝しながら、コカリナ演奏を精一杯させていただいています。
観桜会サポーターに参加して         菊池 英夫(ボランティア)
昨年の市民観桜会、日立庭園公開に引き続き、今回もサポーター参加させていただき、大変有意義な体験をいたしました。指定ポイントで案内中、来場された方とお話しする機会がありました。

70代と思われるご夫婦は、船橋市から電車を乗り継ぎ東我孫子駅に到着され、我孫子ゴルフ倶楽部正門前付近で案内人から会場迄の地図と道案内・会場入り口迄徒歩30分位と説明も受け歩き始めたが、道を間違えたのかまたゴルフ倶楽部正門前に行ってしまい、「観桜会受付場所は、ここからは行けない」との事。
再度徒歩を開始したが道が判らず途方に暮れ、観桜会を断念する気持ちになりかけていた矢先、近所の女性が親切にも会場受付場所まで車に乗せて案内してくれたとの事でした。またその方のおっしゃるには、「案内人だけではなく、中間ポイントにも案内人若しくは道標的な目標があればよい」とのご意見もいただきました。

私は関係者としてお詫び申し上げるとともに、今後の運営に活かす事を胆に銘じました。勿論その方は、桜をはじめ観桜会を十分堪能され、車で会場まで案内してくれた女性に我孫子の気風を感じ、満足された足取りで家路についたようでした。会場での巡り合いやお話しすることは、快い気持ちでした。ありがとうございました。
市民観桜会にボランティアで参加して          根塚 道子(ボランティア)
桜花爛漫を少し過ぎた4月3日、幾度となくボランティアで参加している市民観桜会に赴きました。今年は少しピークは過ぎたもののハラハラ舞う花弁は儚げでもありましたが、消え去る美しさを兼ね備えていました。当日快晴とまではなりませんでしたが、来場者も1,154名と桜の状態とお天気の割には沢山来場していただけたと思います。

 お昼休憩も過ぎた頃、一人の老紳士が受付に居た私に向かって椅子に座らせて下さいと仰り、暫くしてお手洗いを聞かれましたが、来場者用は受付からはかなり距離があるので、足元が少しおぼつかない御様子だったので会長に相談し、比較的近いスタッフ用のお手洗いに案内しました。首から下げている一眼レフカメラで途中の素晴らしい景色を撮ろうとされたので、先ずはお手洗いに行かれてから写真を撮ってくださいと伝え事なきを得ました。
その方は一般公開の所とは違う景色の美しさに甚く感動され、「親切にしてもらったお礼に写真を送りますので住所と名前を教えてください」とメモ用紙を差し出され、心の中でエッ知らない人に住所氏名をと心配をする間も無く、1週間も立たないうちにお礼状と共に素敵な写真が送られてきました。その手紙には「秋の日立の庭園公開にも行きたい」と書いてありました。私はその方が80歳位で近くから来られていると勝手に思い込んでいましたら、何と御年90歳と驚き、津田沼の方から一人で車を運転してきたと聞き二重に驚き、本当に運転に気を付けてお帰り下さいと申し上げ、心から願わずにはいられませんでしたが、無事に帰られ素敵な写真も送っていただき正直ホッとしました。後は日立庭園公開には電車で来ていただきたいと願うばかりです。

その日の就寝時には歩数17,563歩10kmを越えていました。今迄で特に記憶に残るボランティア参加となりました。 
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