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●市の景観推進室と我孫子の景観を育てる会の協働による新企画が始まりました。 ●学校の授業の一環として、自分の住んでいる地域の身近な「景観」を切り口に、子どもたちが我孫子の個性豊かで魅力あふれる景観の大切さに気づき、地域に対する誇りと愛着を持つことを目的とし、地域の魅力や課題を発見する「地域を素材とした体験型学習」です。 ●さて第1回目は10月28日、布佐南小学校の4年生を対象に、教室の大きなモニター画面でパワーポイントを使い説明をしました(写真下)。
●景観推進室の『景観とは』は、簡単なように見えてその実は奥の深い話も解りやすかったようで、熱心に聞いていました。 ●私は"我孫子のいろいろ八景"や地域の景観の特徴に関する説明を担当しましたが、子どもたちのテンポの良い素早い反応にずいぶんと助けられました。子供たちは我孫子市全体の話より身近な地域の話になると途端に目が輝き、前に乗り出してきます。 ●桜八景の布佐南公園には、なだらかな元の地形をそのまま生かした林や広場があります。また、たくさんの桜が大きくなり、花見の時期には家族連れや友人たちが思い思いに座り談笑しています。その素晴らしさを「普通だよ」と誇らしげに言う子どもたち。 ●ハケの道八景の「布佐下の小径」、我孫子遺産に選ばれている「旧井上家住宅」などでも自分たちの知っていることを教えてくれます。 |
●まちなみ八景の布佐平和台は、「第1回我孫子景観賞」や、国土交通省の「第2回住まいのまちなみ賞」を受賞していて、それは住民の方たちが緑地協定や建築協定を結び、環境に気を配って努力し続けているからだよと話したところ、「僕の住んでいる南新木はどうなっているの」と興味を持ち質問をしてくれ、景観推進室が丁寧に「地区計画があるよ」とその仕組みなどを回答していました。 ●最後に、布佐南小学校の周辺の景観資源がほとんど掲載されている「布佐・新木三大緑地公園コース」の八景歩きマップを配ったところ、早速、電車好きの子どもが「『緑の谷を抜ける単線カーブ』がいいね」と景観推進室の職員に話しかけたそうです。 ●いろいろなものに好奇心や探求心が旺盛な時期の子どもたちに、この企画は有意義で面白いと思いますし、自分の住んでいる地域の景観に関心を持ち再認識でき、興味の種の一つでも彼らの心に撒けるのであればよいと思いました。 ●当日訪問した折、玄関に「ウェルカム」の気持ちが溢れたかわいい立看板が出ていて(写真下)、校風というのか、校長先生をはじめとした職員の皆さんの心配りが感じられました。また児童たちの元気で明るい挨拶に感動しました。
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手賀沼の秋 撮影:河合正治(会員) | ||||
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手賀沼のコキア | 水の館近くのコスモス | |||
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編 集 後 記 ![]() |
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猛暑からすぐに秋になり、早いもので今号が本年最後の発行となりました。巻頭を1年半にわたり飾ってくださった高さんの「世界の街角景観」もいよいよ最終回となり、居ながらにして世界を知ることができました。 また、編集をしていて、近頃は見落としや誤変換など、うっかりミスが度々あり「歳」を感じる日々ですが、編集メンバーの方々に毎回助けていただいています。寄稿も編集も感謝です!なので … 一緒にやりませんか。特にパソコン作業が好きな方募集中!(鈴木洋子) |
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