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-13- 「ヤマボウシ」と「サクラ」並木を歩く（布佐・新木地区） 中塚 和枝 （会員） |
●新木駅南口から左へ、やすらぎの道のムサシノケヤキ並木を歩いていくと、コンビニ店辺りから、なだらかな下り坂の向こうに続く千間通りが見渡せます。そこを下らず右に折れると、住宅地をぐるりと囲むヤマボウシの並木道です（下の写真）。
●ヤマボウシは、葉が先に出てその葉の先に先端がとがった白い花（花ではなく花を守る特殊な葉で、総苞＜そうほう＞である）が咲き、まるで葉の上に雪が積もっているように見えます。その写真を撮りに行ったのですが、太い枝だけを残して見事に剪定され、葉すら出ていませんでした。他の街路樹より成長が遅い分剪定間隔が長いことと、葉があまり繁茂しないので住民にも優しく、維持管理が低コストである上に花が綺麗だということで、近年はハナミズキと共に好まれて植栽されています。秋はサクランボくらいの大きい赤い実がなり食べられます。
●我孫子東高校の通学路の「サクラ」（上の写真）はソメイヨシノで、片側だけに 40 本前後が植えられてあり、開花時は遠くからでも通りたくなり、思わず寄り道をしてしまいます。
●今回4 月末に歩いた時、半数近くの木の枝にたくさんの小さな実がなっていました。ゾメイヨシノは結実しないと聞いていたので不思議に思い何人かに聞いたところ、ソメイヨシノと山桜が混植されているのではという返事で、結局解らずじまいでした。来年の開花時には確認に行こうと思います。
●また、数年前に大きな空洞のある10株ほどの切り株を見たときに、数十年かけて育った桜がとても残念でしたが、そのそばに「根腐れした後 3年から5年位後に植え替えます」との看板がありました。今回その近くに植え替えたばかりの２本の若木を見たときには安堵しました。まだ切り株は残っていますが、順次植え替えられるのでしょう。
