2025年12月6日(土) 大久保 慎吾(会員)
今年一番の冷え込みが予想された当日を迎えました。朝の最低気温は-2℃、昼間の最高気温も12℃と肌寒い一日にもかかわらず、午前10時の開園前から多くの来場者が見えられ、開園と同時に受付には人の行列が途絶えませんでした。

受付と東庭園風景

受付が終わると、白樺派カレーの食事券の購入のために本館前の食券売場に大勢の方が並ばれ、11時過ぎには予定の200食は完売。食堂から見える手賀沼の景色が素晴らしいので楽しみにされている方も多いようです。西庭園管理棟横での「白樺派のカレー」や、新発売の「白樺派のひとさじキーマカレー」も、昼前には完売の盛況でした。

今年も星野市長、渡辺副市長が来園され、(株)日立アカデミーの川村社長と当会の中塚会長と歓談され、園内を巡られました。マスコミではJ:COMが取材に来られ中塚会長がインタビューに応じました。その他広報あびこ、市のHP、各地の地域情報誌や、SNSの号外ネット我孫子、フェイスブック、インスタ等で取り上げられ、市外からの来園者が今回も30%なのは、情報の発信力が時代の流れと共に変わってきた影響かもしれません。近隣に住んでいても初めて庭園を見た方や親子、夫婦、友達同士と市内外の方がお見えになり、我孫子の原風景(アカマツ林)や近くに紅葉の名所があるのに驚いておられました。

東庭園では、ヒマラヤスギや種々の研修記念植樹やアカマツの林越しに見える手賀沼、西庭園では落羽松(らくうしょう)の気根が生える湧水池、庭園随一の手賀沼が一望できる絶景ポイントの茶庭ほととぎす跡など、来園者は景観を堪能されたことと思います。今年の紅葉は昨年に比べると夏が長かった影響と朝晩の温度差が少なかった為か鮮やかな色合いまではいかなったものの、十分に来場者の目を楽しませてくれました。これからも公開を継続して欲しいと多くの方から声を掛けていただき、「継続は力なり」を改めて実感致しました。
西庭園の紅葉スポットや茶亭ほととぎす跡(下の写真)では、クロードグラスを使用して、紅葉や景色を観賞するという違った楽しみ方を提供。休憩広場では、我孫子コカリナサークル“あびこ”による恒例のコカリナの演奏は、青空に広がる音色で園内を散策する人々の心を和ませてくれていました。

茶亭ほととぎす跡前で、手賀沼の景観を楽しむ来園者

当日の来場者は1,511人で、昨年の2,207人には及びませんでしたが、この寒空の中無事に終えることができました。この素晴らしい庭園景観の公開に協力してくださった(株)日立アカデミーに深く感謝申し上げます。また大勢のご来場者、ボランティアスタッフの皆様、コカリナ演奏の皆様、資材貸与・運搬の我孫子市景観推進室、市スポーツ協会、食堂で「白樺派のカレー」を提供していただいた 一冨士フードサービス(株)に厚くお礼申し上げます。

運営は(株)日立アカデミー、当会会員、旧村川別荘市民ガイド、長寿大学の卒業生、市の助成金制度に応募の大学生、他一般ボランティアの皆様、総勢52名で行いました。

今年は「我孫子市 若い世代の市民活動応援助成金の制度」が初めての試みで施行され、当会もその趣旨に賛同し参加。目的は市民活動によるまちづくりを推進するため、若い世代の市民活動への参画を推進するための助成金で、3名の学生がボランティア応募されました。会員の高齢化で公開の運営が厳しくなってきた当会にとっても歓迎すべき制度です。これからも我孫子の貴重な景観資産であるこの庭園を市民の皆さんと共に慈しんでいきたいと思います。スタッフの皆様寒い中ありがとうございました。

≪日立庭園ボランティアに参加して≫   渡邊 琴音(学生ボランティア)
このボランティアを通して一番に地元の方々の温かさを感じました。スタッフの方をはじめ来場された方から温かいお声掛けや挨拶を頂いて「頑張ろう」という活力にもなり、寒さにもお気遣いいただいたり、会場の案内をして下さったりと不安だった気持ちが和み、沢山手助けしていただいて感謝しています。同時に地元の方々への思いやりや優しさの大切さを学ぶことができました。帰路での道案内をしていましたが、ただ自分の定位置で立つだけになってしまい、序盤はなかなか自分から声をかけることができなかったという課題も見つけられました。

スタッフの方から「立っているだけではなく、付近を歩いたり、コカリナの演奏への案内の声かけをするとよい」と助言をいただいて、以降多くの方々に挨拶や案内の声かけが積極的にできました。

また午後からは担当付近の庭園内の自然も楽しむことができ、我孫子にもこのような素敵な自然があることを知ることができました。多くの方と関わり自分自身の成長や課題が見つけられたため、今回のボランティアに参加できて良かったと感じています。



帰路案内をする渡邊さん
≪校外学習≫ 第四小学校6年生
   11月7日(月)    宮内 昭男(会員)
今回の「景観まち探検」は、座学のみだった学習を発展させ、実際にまちなみを歩くという初めての試みで、今まで知らなかった我孫子の魅力を実感してもらい、その魅力を発信するきっかけにしてほしいと願う、当会としても新しいチャレンジでした。

第四小学校の6年生5クラス141人を対象としたので、6つのグループに分けて、保護者ボランティア、教師の方々、市の景観推進室、協働している当会の会員が同行し、A「我孫子の偉人・史跡コース」、B「白山のまちなみと船戸の森・湧き水の小径コース」に分かれて実施しました。
対面式・・・四小の6年生と市の職員、先生、当会スタッフ

・Aコース:飯泉喜雄顕彰碑 → けやきプラザ屋上 →山一林組 我孫子製糸工場跡 → 天神山緑地・天神坂・三樹荘 → 手賀沼公園・平和の碑・血脇守之助・バーナード・リーチ碑
・Bコース:白山グリーンタウン → 白山古墳公園 → 根戸船戸緑地 → 船戸の森の坂 → 旧武者小路邸跡 →湧水の小径 → 富士見坂 → 嘉納治五郎農園跡→興陽寺

関係する方々とのコミュニケーション不足に不安もありましたが、天候にも恵まれ、結果オーライの幸先の良い船出となりました。

天神山緑地:嘉納治五郎像の前にて

私は我孫子都民でしたので、定年後は当会に入り、我孫子市民として我孫子の概要は分かったつもりでいましたが、今日初めて「血脇守之助」を知りました。もう一つ知った事は、我孫子の小学生は、私のような「鼻垂れ小僧」ではなく「スマート小僧」なので、「血脇守之助」と並び立つような人が数多く輩出されると思いました。

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