-17- 宮ノ森公園の桜並木(布佐・新木エリア)
          三上 真弓(会員)
宮ノ森公園は、布佐駅から徒歩約10分。布佐小学校と竹内神社に連なる起伏に富んだ緑豊かな公園です。園内には3,000本以上のツツジや紫陽花、桜、椿などの他にコナラ、クヌギなど様々な樹木が植栽されています。なだらかな起伏を回遊出来る遊歩道が整備され、大きな池もあって鴨が気持ち良さそうに泳いでいました。

丁度水仙の時期で甘い香りに思わず佇みながら少し先に行くと、ハート型の葉が可愛い桂の木が10本程、落葉樹なので全ての葉を落として林立しています。秋、落葉した葉を乾燥させて"抹香"の原料にも使われたと聞いたことがあります。

公園内の桜はどうでしょうか。200mに及ぶ桜並木はJR成田線に沿って約40本のソメイヨシノが植えられ、満開の時期は電車と桜のコラボレーションが楽しめます。
今は春の開花に備えていますが、開花すると見事な"桜のトンネル"になり、手が届く程の高さにあるので桜一色の中に浸ることができます

。この桜並木は、市の『桜八景』に選ばれ平成22年に市制施行40周年の記念切手になった名所です。家族や友人とお弁当を食べたり、子ども達の遊び場にも相応しく地元の人達に愛されています。自然の地形や樹木をそのまま生かした公園の中にある並木道です。
桜並木と成田線
"佐倉まち歩きツアーとセミナー"に参加して 
              1月31日(土) 大久保 慎吾(会員)
千葉県建築士事務所協会(景観整備機構)主催のセミナーとまち歩きツアーが「夢咲くら館」で開催された。
参加者は40人程。最初に佐倉市文化課の須賀氏の「城下町佐倉の町並みとその成り立ち」と、都市計画課の野澤氏の「新町らしい景観づくりの取組み」についての講演があり、その後2班に分かれバスで旧堀田邸と大手門跡広場の見学。

旧堀田邸は長く続いた佐倉藩最後の藩主堀田正倫の邸宅で、現存する明治期の旧大名家の邸宅として全国的にも希少で、主屋と門番所、土蔵などが国の重要文化財(建造物)に指定されている。玄関や座敷、家政の公的空間と家族や使用人の私的空間とに大きく分かれ、伝統的な和風様式の建築である。庭に面したガラス戸は我孫子の旧武者小路実篤邸跡、楚人冠の建物と同じ希少な歪みガラスが使用されている。また敷地内には農事試験場が設けられ地元の農業発展の礎となった。

その後、「大手門跡」「ひよどり坂」から「佐倉武家屋敷」を訪れた。3つの武家屋敷はそこに住む藩士の家格や役職により建物の広さ、土壁の色、門構えなど身分の違いがはっきりわかる造りになっている。

この地区は、景観まちづくりの為に様々な規制がされ、道沿いの家屋は土塁で囲まれ門構えも冠木門や茶色の色調の塀で覆われ、武家屋敷と調和のとれた町づくりがされている。住民も町並みを維持する為に清掃や雑草取りを行い、町の美観が保たれている。
 最後は、商人のまちの新町通りを散策。明治時代の川崎銀行佐倉支店(現佐倉市立美術館)や、佐倉の秋祭りの神輿・山車やお囃子の稽古場の「おはやし館」を見学。佐倉城は、戦国時代の石垣を使った城と異なり、自然の地形を活かし周りより一段高い台地の上に土塁やお濠で守りを固めた「土造り」の城で、その城下町は武家屋敷と町人や商人の住むエリアとに大きく分かれているのが、講演を聴いた後に歩いたので良く分かった。又都市計画課の野澤さんの講演から、まちの景観維持の為「佐倉景観条例」を制定し細かく建物の増改築、高さ、色調、道路舗装カラー、看板、屋根の形、駐車場、整備工事等、景観アドバイザーの意見も取り入れて緑豊かな景観維持形成に努められている実態を実感することができ、我孫子と比較すると更に細かい配慮がされていて、これからの我孫子の史跡・建物維持の為に大いに役立つと感じたセミナーであった。
武家屋敷と調和のとれた門構えや塀の町並み
編 集 後 記 * 2026ボランティア市民活動フェア *
          2月28日(土)
  アビスタの大ホールで、14のボランティアo市民活動団体が活動状況をパネル展示で参加した。
  当会は、来場者に活動紹介や活動体験o相談や質問に対応し、3/30開催の市民観桜会の告知、来場者誘致とボランティア募集。4月から公開予定の旧武者小路実篤邸跡の案内と、当会への入会案内を行った。

  今号は、野口さんのお台場周辺の景観と「東京臨海副都心」構想を政治と絡め、鋭い視点で細かに解説されています。「我孫子の魅力再発見」では、今野さんが野鳥をキーワードに中西悟堂と杉村楚人冠そして柳田国男まで繋げてくれました。「あびこの並木道」及び、大久保さんの「佐倉まち歩き」の参加報告など満載です。

  3月30日(月)は、第23回市民観桜会です。天候に恵まれ、大成功に終わることを祈るばかりです。
  今回、編集委員に加わり、編集後記を書かせていただくことになりました。まだまだ分からないことばかりですが、頑張ってまいりますのでよろしくお願い致します。(山中誠)

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