「オープンガーデンを楽しむ会」“桜咲く四つ池巡り”に参加して                  横手 紀昭(会員)         
NEC我孫子事業所内の四つ池の桜を見てみたいとの提案があり、NECの特別のはからいで実現し、オープンガーデンを楽しむ会の行事として4月4日に開催されました。

当日は9時30分にNEC社員クラブの前に参加者19名が集合、四つ池巡りが始まった。
四つ池周辺は豊かな自然が残されており、時には藪の中に分け入りながら、満開の桜をゆったりと時間を掛け、桜と自然を満喫することが出来ました。

ひょっとしたら、四つ池に花吹雪が舞い散る情景も楽しめるのではないかと、贅沢な望みをもっていたが、これは生憎の晴天無風に阻まれてしまった。

散策の後は、グランド脇に設置された足裏マーサージならぬ、健康小石畳(?)にも挑戦・体験、日頃の不健康(?)を実感させられる一日となった。

最後に、恒例の記念写真の撮影を正面玄関前で行い、ご案内を頂いた篠田さん、印南さんにお礼と感謝を申し上げ、NECを後にした。

この後、市のホームページにて“川村学園女子大学校内の桜が一般公開”が告知されており、大学の受付にて許可を頂き、見学をした。

正門を入り右に折れ、少し行くと、満開の桜並木が我々を出迎えてくれ、皆さんから感動と驚きの歓声(?)があがった。

桜並木は約100m、約100本で出来ており、右側には公園もあり、奥はグランドとなっている。

桜並木、公園には数組の学生のみで、一般公開されているにも拘らず、外部の見学者はひとりも見かけず、我々が貸しきりの状態、贅沢なお花見会となった。

“ちょっと誇れる桜並木の名所”が我孫子に誕生(?)との声もあり、これからが楽しみである。立派な桜並木を一般公開して頂き、見学出来ましたこと、大学の関係者にお礼を申し上げます。

又、お世話になりましたNEC、川村学園の守衛の皆様、有難う御座いました。
写真:川村学園の桜の前で
『あびこの歴史景観を探る』が本になりました。(非売品)                   梅津 一晴(会員)
「あびこの歴史景観を探る」は、平成13年6月に「会」が発足して以来、「歴史部会」のテーマでした。以来、多くの郷土研究家の著書・論文から、我孫子の名所旧跡について資料を拾い上げました。また高野瀬さん、高橋さんと現地を訪ねて写真を撮り、スケッチをし、土地に馴染んで、その「歴史景観」を、自分の「視界」の中に捉えてきました。 平成17年から当会ホームページに、7回シリーズで「我孫子の歴史景観を探る」と題した散策コースの案内と解説を掲載しました。本書はその内容をベースに時代を遡って、我孫子半島の生い立ちから始まる歴史景観を追いかけました。

香取海と手賀沼を分ける、半島という地理的環境は、古代我孫子の住人にとって掛替えのない生活の源泉でありました。戦国の世からは香取海(利根川)と手賀沼は「我孫子半島という城郭」の外堀となりました。その外堀としての地理的環境は、戦国の世でも、平和になった江戸・明治・大正・昭和の世でも我孫子の文化・景観形成に大きく貢献していました。

是非この本を読んで頂き「あびこの歴史景観」を楽しみ、「我孫子の地」を愛して頂きたいと願っております。そして、これからの我孫子の景観を考える際の参考にして頂ければ幸いです。

本書は、我孫子市、柏市、中高大学校、市内図書館に寄贈しましたので、非会員の方々はそれをご覧になることが出来ます。
写真・あびこの歴史景観を探る

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