シリーズ まちの美化に取り組む人々(その4)
我孫子ショッピングプラザさん
朝9時15分、我孫子ショッピングプラザの正面入口に30〜40名の人たちが集合。「クリーンデー・エリア図」が各自に配られる。ポリ袋とゴミバサミを手に、5班に分かれ、いざ出発。範囲はショッピングプラザを取り巻くぐるり周辺道路。歩くうちに、空き缶・ペットボトル・雑誌・新聞等でポリ袋がふくらんでいく。20〜30分後、四方から、拾い終えた人たちが戻って来る。集められたごみは、建物東側の一画で分別される。本日の収穫は、缶・ペットボトル各数本、その他のごみがちょうど大人が両手で抱えられる程度の大きさのポリ袋ひとつと半分。5月とはいえ、今日はかなり暑い。みんな薄っすらと顔に汗を滲ませている。ご苦労様でした。
写真・清掃風景

終了後、ショッピングプラザの運営統括事務所長さんにお話しを伺った。
このグループの清掃は、毎月第1木曜日(5月は連休につき第2木曜日)。メンバーはエスパと専門店の従業員がほとんどだが、運営統括事務所の社員も数名加わり、合計60名ほどいるとのこと。

エスパオープン後、運営母体は何回か変わったため、清掃活動がいつから始まったかはわからないが、少なくとも4、5年は続いているそうだ。
「食品等の商品を扱っている以上、ごみの根源は自分たちにあると認識している。ですから、清掃は我々の義務であり、今後ももちろん続けていきます。」とのことばに、企業に対する信頼感を覚えた。    (蒲原隆子)
若松長寿会の皆さん
若松長寿会が毎月第一金曜日に「ビン・カン清掃日」を設けて、地域の美化活動を長年続けていらっしやるのを聞き、会長の牧 力生さんにそのお話を伺いました。

若松長寿会は現在の会員数97人で、最高年は明治43年戌年生まれ97歳の方がいらっしゃいます。老人の社会奉仕と懇親を兼ねて、道路や空き地に捨てられたゴミを拾い集めて始末しようと、定かではないが1980年頃から始められたと記憶しています。かれこれ25〜26年以上は続けられています。

参加する人は毎月10人から14〜15人で平均して12人位でしょうか。自宅から会合場所の役員さんのお宅まで、各自でビン・カン・ペットボトル・ゴミなどを拾いながら10時までに集まります。

ひと昔前まではビン・カンなどのポイ捨てがかなり多かったものですが、今では資源化や環境意識の向上から、殆どなくなってきています。

従って、拾集物もめっきりと少なくなって、結局役員さん宅での打ち合わせ懇談会となり、あとはお喋りして、あっというまに予定の午前中が過ぎていまいます、それでも役員さんのお宅には「老人クラブ 社会奉仕の日」と書かれた幟を立てて初心を忘れないようにしています。

この他、9月から10月にかけて市と老人クラブ主催の「社会奉仕の日」行事が行われるので、これに参加しています。昨年は10月5日(金)にありました。前述の「ビン・カン清掃日」を拡大し、幟を立てて10時までは同じ行動ですが、安全のため腕章の代わりにタートリンピックの鉢巻を腕に巻いて、10時過ぎから12時まで手賀沼遊歩道及び手賀大橋入口付近のゴミを拾集しました。各自の大きな袋が一杯になってしまう程ありましたが、拾集物は各自自宅に持ち帰り、洗浄・分別して資源ゴミの日に出しました。この日の参加者は17人でした。今年も参加する予定です。

会長さんは、最後に一言、「道路や沼辺や大橋の上で、ビン・カン・ペットボトル・ビニール袋・タバコの吸殻等ポイ捨ては、一切謹んで欲しいものです!」と、仰っていました。               (高野瀬恒吉)
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