「皇居一般参観」に参加して                       酒井 弘(会員)
4月23日、すっかり初夏を思わせる好天気に恵まれ、9時30分桔梗門前に集合。今回は34名の参加。

時間になり、桔梗門をくぐり、窓明館にて約10分程度の簡単なビデオガイドを受ける。トイレを急がされ、お土産を買う(買わされる)。10時過ぎ後続の諸団体を併せ総勢180名で参観が開始。黒服・角刈り頭の整然と行進する先頭集団あり。警察学校の生徒とか。成程と頷かされる。後続は総じてデレデレ行進。お年寄り(失礼!)あり、おのぼりさんありでは無理ないことか。

ポイントで引率係官の説明がある。聞き取り難い所為か面白くない。小学生や中学生に対するが如きご丁寧な注意も煩わしい。もっとも我々はそもそも小中学生並みなのかもしれないと反省する。

窓明館をスタートし、加藤清正公の築造なる富士見櫓(八方正面櫓とも云うそう)、宮内庁庁舎を過ぎ、坂下門をチラッとみて、宮殿東庭で立ち止まる。これが新年の一般参賀で天皇御一家がお立ちになられるところか、と思ったが感激は湧かない。伏見櫓を見上げ正門鉄橋(二重橋)を渡る。ここから折り返して山下通りを通って窓明館前に戻る、約2.2キロ、1時間10分程度のコース。何かもの足りない。懐いた期待と見た現実とのギャップが大きかった。
約33万坪の敷地に5層6階の高さを持った、日本最大の木造建築物であった江戸城の完成時の姿をイメージする時、無血開城とは言いながら、その時から"江戸城"は無かったのだ。私の頭の中で江戸城と皇居が混在しているらしい。やはり"皇居は入るべきものではなく、遠くから奥ゆかしく想うもの"ではないか。その後東御苑・大手門近くに移動し、集合写真を撮り、現地解散となった。

東御苑ではウルサイ案内人もなく、三々五々、思い思いのスピード(?)で、明暦の大火(振袖火事―1657年)で焼失されて以来再建されなかった天守閣跡、松の廊下跡、同心番所、100人番所、大番所などを見て周った。

折しもお昼時、皇居警察音楽隊による「ランチタイムコンサート」があり、カーペンターズの"青春の輝き"、刑事&アクションメドレー(テレビドラマのテーマ音楽)などを聴き、チョッピリ懐かしい若かりし頃を思い出したりもした。昔の職場のビル街のある大手門を出て皇居参観を終えた。

最後になりましたが、自称"雨男"の足助世話人の、水も漏らさぬ、且つ水も滴る用意周到なご準備、お手配に感謝申し上げます。(今回はたまたま晴男・晴女が多かったのでしょう。否、足助世話人の心掛けがお宜しかったのでしょう)
出前講座の後期集中開催を終えて 
3月の前期集中開催4回に引き続いて、後期は景観と関わりの深い講座を中心に次の通り、5回開催されました。

            (講座名/受講者数)
5月12日(月) 我孫子の景観(都市景観室)/15名
5月19日(月)  あびこの公園とみどり(公園緑地課)14名
5月26日(月)  住む人が作る都市計画(都市計画課)14名
6月 2日(月)  我孫子の農業(農政課) 14名
6月 9日(月)  手賀沼文化整備構想(文化課) 13名
特に、出前講座のメニューにない"手賀沼文化拠点整備構想"を、関係者のご協力とリクエストメニュー制度を利用して、最終日に組み込むことが出来て内容も充実し、景観を学ぶ活動のいい場になったのではないかと思います。

最後に、講師の方々及び生涯学習センターで、日程等を調整頂いた担当の方に紙上を借りてお礼を申し上げます。
又、多くの方に参加して頂いたこと、又、どの講座でも、活発な質疑応答が交わされ、盛況な講座になりました。
諸々のご協力に、お礼申し上げます。有難う御座いました。
                              (横手紀昭)  

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